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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第324話】
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構築した結果と出ているが――見た目はクサナギではなく、軽量化された格闘専用の特殊形態の様に思えた。
……もしかすると、最近よく格闘戦を行っていたからだろうか。
「……っ、姿が変わっただと……!? な、何とか脱出しねぇと……!」
オータムが立ち上がり、逃げようとするのが映る――。
「逃がすかよッ!!」
「何!? あぐっ……!?」
反対側のスライドドアへと逃げようとするオータムよりも速く回り込み、再度顔面に拳の一撃。
俺の反対側は、楯無さんと一夏が居るため、そっちは任せても大丈夫だろう。
「くそッ! こんな所で捕まるわけにはいかねぇんだよっ!!」
残った装甲脚による連携攻撃も、スピードの上がった村雲を捉えることが出来ない。
……過敏な反応だが、どうやら一夏の見本でシューター・フローを何百回と行った成果が出てるのがわかる。
これが一月前の俺なら、この速さに振り回され、まともに扱いきれなかった筈だろうし。
冷静に考え事をしつつ、天狼を呼び出そうとするもエラーの表示が出て一向に呼び出せない。
……もしかすると、本当に格闘専用なのかもしれない。
内臓武器項目欄にも、何やら【シャイニング・コア】といった表示しかされていなく、それも説明を見る限り音声入力が必要だとか――。
「迷っても仕方ない! ……シャイニング……コアァァァアアアッ!!!」
手のひらをオータムへと翳す――刹那、目映い光を放つと共に粒子の散弾がオータムへと襲いかかった。
粒子圧縮量の凄まじさからか、アラクネの装甲が破壊されていき、周囲一帯が金属片だらけになっていった。
「ぐあぁぁあああっ!?」
この攻撃でエネルギーが底を尽いたのか、紫電を放ちつつ機能が停止した。
放たれた粒子散弾の一部が壁を破壊したのか、向こう側の通路が目に映った。
「ち、ちくしょぅ……! こ、ここまで破壊されちゃあ自爆出来ねぇ……! せめて、コアだけでも……!」
ぶつぶつと小さく呟き、アラクネ内部から何かを抜き取るオータム――その手に持ったのがコアだとわかった瞬間、俺は直ぐ様そのコアを持った手を蹴りあげる。
「グアッ!? し、しまった!?」
空を舞うコアに手を伸ばすオータムだが、速さで俺に勝つことが出来ず――俺はコアを両手で抱えて着地した。
「……悪いな。 盗んだコアはこの通り」
「クッ……クソッ! に、逃げるが勝ちって事かよ!!」
そう言って懐から何かを取り出す仕草をするオータム。
「一夏! そいつを捕らえてくれッ!」
「わ、わかった!」
本来なら俺がやりたい
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