6話
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は周辺各国へ流出。そしてアリカ姫は戦争の責任を全て背負わされ、処 刑される事に」
は?
「なんでアリカ姫が捕まるんだよ!アリカ姫は世界を救ったんだぞ!?」
そりゃ自分の国を滅ぼしたのは責められるかも知れない!でもそれだって仕方なかった事だ。感謝すれど捕まるなんて
「父親殺し、自らの国を亡ぼし、奴隷公認法を通した事など。これらの事から戦争に疲れていた人々の不満と憎しみの象徴にされたのです。」
「・・・助けには」
「・・・・行けば間違いなく戦争になります」
「・・・・ナギは何所にいる」
あいつがこんなこと黙って見過ごすなんて有り得ない。
「外に居ます」
「ナギ」
「・・・アレン、もう大丈夫なのか?」
「ああ、俺はもう大丈夫だ。それより」
ナギはずっと空を見ていた・・・ただじっと・・・
「アリカ姫は助けないのか?」
「・・・」
「・・・戦争になるもんな」
「・・・ああ」
「難しいな」
「どうしてナギさんはなにも行動しないんですか!?アリカ姫の処刑が10日後に決ったんですよ!?アレンさんからもなにか言ってください!」
あれから俺達は各地の紛争地帯を回り「完全なる世界」の残党狩りや、傷ついた人達の治療と地道ながら活躍していた。クルトはそんな俺達が気に入らないらしい
「ナギにも考えが有るんだよ」
「その考えってなんですか!?あなた達の力と名声が有れば!アリカ姫救う事は出来るんじゃないんですか!?」
「それだと意味無いんだよ・・・」
「ッッッ!?」
話に成らないと思ったのか、最後にナギの姿を睨みクルトは通信を切った。あれはそうとう怒ってるな
「なぁ、アレン」
「どうした?」
「敵を倒しても戦争は終わらねぇな」
さっきまでナギの腕に抱かれていた子は治療され。別の人に運ばれていった。
「終わわねぇな」
「今日は一人救ったぜ・・・」
「そうだな」
「もう待てません!あなた達が動かないんだったら、僕だけでも!」
とうとうアリカ姫の処刑の日になった。でも俺達はボロ小屋の中で座っていた。そこにクルトから通信が入り。さっさとアリカ姫を助けろ!と怒鳴られている。
「ナギがまだ動かないんだよ」
「じゃあせめてそれ以外のメンバーで!」
「心配しなくても大丈夫だよ。いいから待ってろ」
「・・・分りました」
諦めたのか、クルトは通信を切った。さてどうする。ナギ
「ケルベロス渓谷、魔法を一切使えぬ谷底は魔法使いには「死の谷」よ。いささか残虐な 処刑法ですが、魔法全土の民も溜飲をさげることになりましょう」
谷の端から伸ばされる板は先が無く、その下には無数の魔獣たちが餌を寄越せと。唸り声を上げている。
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