第六章
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はじまったばかりたい!」
「そうばい!」
二人は二人で力瘤を入れて叫んでいた。
「これからもラーメン道を突き進むとね!」
「この果てのないラーメン道を!」
「なら俺達もまた」
「そのあんた達を倒すよ」
光も舞も同じだった。
「それも全力でな」
「それであたし達がラーメンを極めてみせるさ」
「何か凄いことになってるよな」
「何だ?こりゃ」
スタッフ達はこの気温を十度は確実にあげていそうな熱さに閉口しつつ言い合うのだった。
「帝王とかラーメン道とか」
「話が変な方向にいってるよな」
「どう見てもな」
「これにてこの戦いは終わった」
またしても場を仕切りだす委員長だった。
「だが勝負は!終わりではない!」
マイクなぞ一切不要の大音声であった。
「料理の対決に終わりはないのだから!」
その通りだった。料理人の歴史にその名を残す城嶋雄大、麗夫婦が永遠のライバルである北海道の田中兄妹との初対面でありその壮大なラーメン道のはじまりであった。これからも二人は最高のラーメンを目指し精進していった。そのはじまりのエピソードがこの話だ。
ラーメン馬鹿 完
2008・12・30
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