開戦
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離剤《リムーバー》つってなぁ、ISを強制的に引っぺがすことの出来る秘密兵器だ!! あの世で自慢しな」
その瞬間、オータムの脚から力が抜けたことを感じた一夏は何とか起き上がるが、オータムはそれを待っていたというように再び一夏を蹴り飛ばす。
そして一夏は壁に背中から叩き付けられ肺の中の空気を一気に失った。一瞬呼吸が止まるが、すぐさま首をオータムに絞められた。
「さぁて仕上げと行くかぁ! この私直々に殺してやるから光栄に思えよ」
ニヤッと笑ったオータムは一夏を殺そうとする。
しかし、その瞬間更衣室の扉が勢いよく開け放たれた。否、開け放たれたのではない凄まじい力で蹴り破られたのだ。
その証拠に扉があったところには誰かの足が見えている。
「随分と面白そうなことやってるじゃねぇか私も混ぜろよ。えぇ? 亡国機業さんよぉ」
本来扉があった前にはメイド服に身を包んだ黒髪の少女が悠然と佇んでいた。場違いな格好にもほどがあるが、彼女の瞳にはまるで久しぶりに獲物を見つけた肉食獣のような凶暴な光が灯っていた。
「んだぁ? テメェ」
オータムが一夏から手を離し少女に声をかけると、少女の方はオータムと似たような凶悪な笑みを浮かべながら言い放った。
「自己紹介がまだだったな。……鳴雨響だよろしくなァ、亡国機業」
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