二回戦開始
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と
【2階掲示板にて、次の対戦者を発表する】
かなり前から連絡がきていた。全然気づかなかった……………これからは、確認するのを忘れずに確認しよう。
「それでどうする?」
「わかった。一緒に行こう」
『貴様正気か?』
アーチャーの驚いた声が聞こえてきた。アーチャーの言いたいこともわかる。この戦いに対戦表というものが存在しないため、おそらく対戦者はランダムに決まるだろう。
下手すれば、今隣にいる白野が次の対戦者かもしれない。しかし…………
(一緒にいても襲ってくるわけじゃないし。こいつのことを知るチャンスだろ?)
会ってまでそんなに日がたってない上に、どんな人物かを見極めたい。
『やれやれ。うちのマスターも随分と腹黒になったものだ。いや、師匠の影響かな?』
霊体になっているため見えないが、おそらくいつものポーズで飽きれているのだろう。ってか、何気に遠坂のことバカにしたよな?
本人がいたら殺されているかもしれないぞ。あっ、いないからこんなこと言えるのか。
「お〜い、士郎。早く行こう」
「あっ、すまん」
俺は白野と一緒に掲示板のある場所に向かった。道中、情報を聞き出せないかと赤セイバーについて聞いたところ
「知ってる?セイバーっていつも寝る時俺に抱きついてくるんだ。可愛いでしょ」
「へぇ〜そうなんだ」
何故かひたすらサーヴァントの自慢話を白野から聞かされている。
転んで起き上がった時に涙目になっていた顔が可愛いいとか。
湯上りの姿が綺麗だとか。
エネミーとの戦闘の時華麗に戦うとか。
寝言を言っている赤セイバーに萌えたとか。
正直、聞いてるこっちが恥ずかしくなるようなことばかりだ。
(アーチャー。頼む。俺と変わってくれ!)
『断る!貴様が巻いた種だろうが!!』
薄情なサーヴァントめ。そんな会話をしながら掲示板の場所まで到着すると、それぞれ相手の名前を確認することにした。
白野の対戦相手が気になったので見てみるが、自分の対戦者以外の文字が読めない。情報が自分のだけと制限されているようだ。
諦めて自分の所を見てみると掲示板には、前回の様に二人の名前が記されている。自分の名前と、そして
『マスター:ダン・ブラックモア
決戦場:二の月想海』
「ダン・ブラックモア…………」
俺の記憶には聞き覚えのない名前だ。慎二とは違いどのような相手なのかわからないな。
「君か。次の対戦相手は」
背後から聞こえた声に振り向くと、老人、いや老騎士と表現するのが正しい人物が立っていた。
いつの間に後ろにいたんだ!?気配すら感じ取れなかった…………。
「無事一回戦を勝ち残れたようだな。おめでとう」
これから殺しあう相手に贈る言葉と
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