壊滅のアマリリス
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その近くで両親が死に、故郷が滅びても尚、明るく笑う。
「また会う日まで・・・またね!」
ルーが力の限り手を振った。
それと同時に、3人の姿が消える。
ゆっくりと、ルーの手が降りていく。
「・・・ひっ」
ぺたん、と。
ルーはその場に座り込んだ。
その目から大粒の涙が溢れ、染みを作っていく。
「うっ・・・うあああああああああああああああああっ!」
誰もいない、アマリリス村。
村人全員が倒れ息絶えた村に、ルーの泣き叫ぶ声だけが響いた。
そして、皮肉にも。
――――――――今日は、ルーの9歳の誕生日。
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