第一話
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ると同時に本当に死ぬ。
まさに、デスゲーム。
『諸君がこのゲームから解放される条件は、たった一つ。先に述べた通り、アインクラッド最上部、第百層までたどり着き、そこに待つ最終ボスを倒してゲームをクリアすればよい。その瞬間、生き残ったプレイヤー全員が安全にログアウトされることを約束しよう。』
なるほど。
<この城の頂を極めるまで>か。
巨大浮遊<城>アインクラッド。
その頂まで。
俺たちはログアウトできず、自分たちの生活に戻ることはできない。
いつか、誰かがゲームをクリアしてくれるまで。
それまでに一度でもHPが0になれば−俺は死ぬ。
『それでは、最後に、諸君にとってこの世界が唯一の現実であるという証拠を見せよう。証拠のアイテムストレージに、私からのプレゼントが用意してある。確認してくれ給え』
反射的にメインメニュー画面のアイテムストレージを見る。
そこにあったのは、手鏡だった。
恐る恐る手鏡を持ってみても何も起こらない。
(なんだこりゃ?)
−と。
突然、視界が閃光でホワイトアウトする。
ほんの2、3秒で光は消えて、元の風景が戻ってきた。
…一部を除いて。
「…俺…?」
手鏡に移っていたサムライのような顔は消え去り、代わりにあったのは、現実世界の俺の顔だった。
周りを見渡してみると、ファンタジー風の美男美女はコスプレをしている集団に変わっていた。
『諸君は今、なぜ、と思っているだろう。なぜ私は−SAO及びナーヴギア開発者の茅場晶彦はこんなことをしたのか?これは大規模なテロなのか?あるいは身の代金目的の誘拐事件なのか?と』
そんなことは知るか。
『私の目的は、そのどちらでもない。それどころか、今の私は、すでに一切の目的も、理由も持たない。なぜなら…この状況こそが、私にとって最終的な目的だからだ。この世界を創り出し、観賞するためにのみ私はナーヴギアを、SAOを造った。そして今、全ては達成せしめられた』
短い間。
『…以上で<ソード・アート・オンライン>正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の−検討を祈る』
その言葉を最後に、茅場晶彦のローブは消えていった…
「嘘だろ…なんだよこれ、嘘だろ!」
「ふざけるなよ!出せ!ここから出せよ!」
「こんなの困る!このあと約束があるのよ!」
「嫌ああ!帰して!帰してよおおお!」
様々な反応を見せるプレイヤーの中、俺は…怒りに震えていた。
ふざけるな…観賞だと?そんなものの為に多数の人を殺し、残りの人を閉じ込めたというのか?
「ふざけるな…!」
俺はついさっき、あいつに「また」と言ったんだ。
「また明日!」と、約束したんだ…!
「…約束は守
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