番外ネタ その2 腹が減っても食う物は選べ!
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に盛られた黄色い物体のせいでかなり不味そうに見えてしまっている。
とても食べる気が起きなかった。
「どうした二人共。折角土方が用意してくれたんだ。食わねば失礼だぞ」
そんな中、シグナムだけは気にせず黙々と食べている。流石は烈火の将と呼ばれるだけありその肝っ玉は他の追随を許さなかった。
隣に居た二人が彼女の雄姿を見ようと視線をむけ、そしてその思いは絶望に変わった。
確かに、シグナムは土方スペシャルを美味しそうに食べている。だが、それとは対照的に彼女の瞳に光はなく、死人の様な目をしていたのだ。
「し、シグナム……一体何があったの!?」
「ふっ、ふふふっ、あいつの補佐をする事になってから早数日。その間、これを食べない日などなかったのだ。今ではこれの味に取り込まれてしまったと言っても良いだろうなぁ」
要するに土方の補佐を担当してしまったが為に無理やり食わされ続けてきたのだろう。その為彼女の中の精神が崩壊し、今では土方スペシャルを美味しいと誤解するまでに精神が汚染されてしまったようだ。
「どうしたザフィーラ、食が進んでないじゃないか! お前は我等の盾なのだ。もっと食え! そして力をつけろ!」
そう言ってザフィーラの土方スペシャルを持ちそれを近づけてくる。それが近づく度にザフィーラの鼻につんときついマヨネーズの臭いが漂ってくる。
胃袋がキュッと締まる思いがした。
「む、無理だシグナム! 流石の俺でもそれを食べる事は出来ない!」
「遠慮するな! 何なら私が直接食わせてやるぞ!」
「いやいやいや! それは流石に絵的に不味い気がするんだ―――」
言葉が終わるよりも早く、シグナムが土方スペシャルを一口分すくいとり無理やりザフィーラの口の中に押し込んだ。
その際シグナムが「そぉい!」と掛け声を上げたのは記憶に新しい事だったりする。
「ぐ、ぐはぁっ! 口の中一杯に酸味と油の味と卵の味がぁぁ! ってか、これ焼きそばなのに焼きそばの味が全くしないぃぃぃ!」
「さぁ食え! もっと食え! そして貴様も私と同じ世界に入れぇぇぇ!」
その後も有無を言わさずシグナムに無理やり土方スペシャルを食わされる盾の守護獣。哀れ、余りにも哀れな光景だった。
そして、それを見ていた隊士達もまた青ざめた顔をしてそれを哀れんでいた。
「ぐ、ぐふぅっ……」
「ふむ、全部食い切ったか。どうだ、味は?」
「ふが、ふがふがふがが……」
全然飲みこめてない為何を言っているのかさっぱり分からない。だが、既に精神がいっちゃってるシグナムにはこう聞こえていたらしい。
【美味い、もっとくれ!】と―――
「そうか、美味かったか! おい、土方! ザフィーラがおかわりを要求しているぞ!」
「ふっ、流石はベ
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