番外ネタ その2 腹が減っても食う物は選べ!
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はならないと言う事になったそうだ。
「と、言う訳でだ。今日から暫くの間交代で全員の飯を作る事にする。順番はくじで決めるが、まぁどうせ適当に組まれるのだから覚悟する様に! 以上、解散!」
「え? そ、それだけ! それだけなの!? もっとこう、重大な危機とかないの?」
慌てふためくシャマル。どうやら騎士でもある彼女の脳内ではそれこそ江戸をひっくり返すような事態を連想していたらしい。そんな彼女に向い、近藤は一言、簡潔にこう述べた。
「ないの」と―――
***
そんな訳で今日から始まった真選組での自給自足生活。今まで衣食住の内食を殆どはやてに任せっきりだったが為にはやてがいなくなるとその食の機能がろくすっぽ機能しなくなってるのは承知の通りだった。
まず最初に食事当番を任命されたのは意外や意外の土方だった。
一応鬼の副長と言われるだけあり包丁の扱いや基本的な調理器具の扱いはそれなりに手馴れている。が、問題が一つあった。
「おい、何だこれは?」
隊士達一同の目の前に並べられたのは丸皿の上にでんと盛られた黄色い謎の物体だった。その物体からは何処か油っぽくて酸っぱい臭いが漂う。それでいて何故か食欲を奪われる。
が、何処かで見た物体だと誰もが連想できた。
「決まってるだろう。焼きそば土方スペシャルだ」
どうやら土方が言うにはこれは焼きそばの類らしい。が、目の前に出されているのはどう見ても焼きそばじゃない。絶対にこれに焼きもそばも含まれて居ない。
「ねぇ、土方さん。この黄色い物体は何?」
恐る恐るシャマルが黄色い物体を指差しながら尋ねる。目元が青ざめておりかなり食欲を失せさせているらしい。
そんな彼女の質問に土方は迷う事なく応えた。
「決まってるだろう。マヨネーズだ。俺の愛用の特性マヨネーズだから美味いぞ。安心して食え」
はっきり言って安心できなかった。確かにマヨネーズと焼きそばは相性は良いのだが、だからと言って焼きそばを覆いつくす程の量のマヨネーズが掛けられていては食べる気など失せてしまうものだ。
しかし、そんな事を鬼の副長が許す筈がなかった。
「因みに言っておくが、飯を残した奴は士道不覚悟で切腹だからな。心して食え!」
(嫌な二択選択だぁぁぁぁぁ!)
隊士達の目の前には正に死か死しかない。格好良く言うならば正に今は【デッド・オア・ダイ】状態なのだ。つまり、どっちを選んでも死しか見えないのだ。
「こ、こんな物を食わねばならないのか?」
「流石に、これはちょっとねぇ……」
青ざめる隊士達の中でザフィーラとシャマルもまた青ざめながら皿に盛られた黄色い物体を凝視していた。本来なら美味しい焼きそばの筈がその上
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