暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0588話
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「それに、エヴァは俺の魔法の師匠と言ってもいい存在だしな」

 殆ど独学で魔法を習得した俺だが、その切っ掛けに関しては確かにエヴァの指導があった為だ。他にも、初心者用の杖や魔法教本。そして闇の魔法が暴走して混沌精霊になった時に俺自身の身体に吸収された腕輪型の魔法発動体。それらを無償で与えてくれたのもエヴァだ。

「さて、それはともかくとしてだ。エザリア、近い内に俺はギアスの世界、コーネリアの出身世界の方に出向く事になる。向こうに行ってもそれなりの頻度でこっちに戻って来る事は出来るだろうが、基本的にはギアス世界での用事を済ませるまでは向こうに集中するつもりだ。その為、SEED世界のウズミ、ネギま世界の近右衛門辺りにはその辺を話しておいてくれ。もっとも、以前からギアス世界に向かうというのは言ってあるから、話が拗れるような事はないだろうが。それに技術班の作った通信機があれば向こうの世界にいても通信は繋がるしな」
「……ギアス世界か。一応、お前はこのシャドウミラーを率いる立場にあるんだぞ? それなのに、そんな人物が危ない場所に突っ込んでいくというのはあまり進められないな」

 微かに眉を顰めるエザリアだったが、俺は指を軽く鳴らして右腕を白炎へと変化させる。
 その炎の熱で周囲が数℃程暖かくなるのを感じながら、口を開く。

「見ての通り、今の俺に物理的な攻撃は通用しない。ネギま世界のように魔法や気でも無い限りはな。だから安心して俺に任せてくれればいいさ」

 炎の状態から元の右腕に戻し、驚愕の表情を浮かべているスティングとアウル、良く分かっていない様子のステラを前に、諦めの溜息を吐くエザリアだった。……そう言えばスティング達には俺の身体の事は教えてなかったか?
 何はともあれ、こうしてギアス世界に出向く準備は着々と完了しつつあった。
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