スーパーロボット大戦OG外伝
0588話
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産程度の考えしかない。
「そう、ね。少し考えてみるわ。でも、さっきも言ったように今はまだ作業が忙しいから、回せる人数は少ないわよ?」
「ああ、それで構わない。それと、メギロートに関しても生産を再開してくれ。キブツで資源を輸出するようになってある程度は余裕が出来てきただろう?」
現在、ホワイトスターの兵器生産プラントではメギロートしか生産出来ないようになっているが、そのメギロートの生産に関しても今は一時的に停止していた。理由としてはもちろん材料の問題だ。さすがに無尽蔵にメギロートを生産しても意味が無いし、それ以前に保管場所に困るということで、今はメギロート以外の物……具体的に言えば機体の補充パーツを含めたその他諸々の方に資源を回していた。
だが、これからギアス世界で建国をするという目的を決めた以上は、メギロートの数もある程度必要になってくるだろう。だからといってオーブに派遣している数を減らせば、SEED世界が騒がしくなるだろうし。
「ええ、その辺も量産型Wに指示を出しておくわ」
「アルティス様っ!」
レモンが俺の言葉に頷いたその瞬間、そんな声と共に研究室の扉が開かれて数人の人物が中へと飛び込んできた。
その声だけで誰なのかが分かったが、メイシス以外にフォルカ、フェルナンドの姿もある。修羅の幹部がアリオン以外は全員来たのか。
そしてその3人を送って来たと思われるフェイトの姿もあった。
どこか呆れた様な表情で3人を眺めているのは決して俺の気のせいではないだろう。
「メイか。それにお前達も」
着替え終わったアルティスの姿が物陰から現れる。その様子に3人は安堵したように溜息を吐き、近付いていく。
「兄さん……」
「フォルカ。お前にも迷惑を掛けたようだな。だが、安心して欲しい。この通り私の病は完治した。これからは、お前だけに負担を掛けなくてもいいだろう」
くしゃり、とフォルカの頭を撫でるアルティス。同時に、もう片方の手でフェルナンドの頭も撫でる。
「これからは、兄弟3人で修羅の新たなる道を見つけ出していこう」
「……ああ」
アルティスの言葉にそれだけ返すフェルナンドだが、その瞳に涙があるのは俺の見間違いじゃないだろう。
「そして……メイ。これからも、私を支えて欲しい」
「はい、私はいつでもアルティス様のお側に」
フォルカとフェルナンドを撫でていた手を離し、メイシスを抱きしめるアルティス。
一応感動の場面ということで黙って見守っていたのだが、これ以上他人のイチャつくシーンを見ているのは御免被る。ということで、退屈そうに一連の出来事を見守っていたフェイトへと視線を向ける。
「……」
すると俺の意志を理解したのだろう。あるいは、フェイトとしてもこのま
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