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やはり俺の評価は不良らしい
こうして彼と彼女は出会う
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「だけど今は違うわ」


「はいぃ?」


思わず間抜けな声を上げてしまった。


「あなたは・・・どこか私に似ているわ」


雪ノ下の声にはどこか喜色が混じっていた。それにしても俺とこいつが似ている?


「平塚先生も『君達はある意味似ている』って言ってたな。俺には全く見当もつかない。あんたは頭がいいし、友達も多いだろ?」


すると雪ノ下は首を横に振る


「いいえ、最後が間違っているわ。だって私はあなたと同じで友達が一人もいないもの」

え、まじで?


こんなに美人で頭が良いのに・・・・・いや、だからこそか



「ああ、そう言うことか。やはり人の嫉妬というものは醜いものだな。先生があんなことを言った理由が分かった」


俺と雪ノ下雪乃が似ている。そしてその後に続けようとしたあの言葉。彼女は、雪ノ下雪乃は俺が課題で提出したあの通りの傷付けられる側の人間ってわけだ


「理解が早くて助かるわ。自分で言うのもあれだけど私って昔から可愛かったから・・・近づいてくる男子はたいてい私に好意を持っていたわ」



「まあ、そんだけ美人だったら寄ってくる男はいくらでもいるだろうな」


想像に難くはない


「そ、そう? こほん、まあ小学校の高学年くらいかしら。それ以来ずっと・・・」


「す、ストップ! その後は言わなくてもわかるから!」


テンションが上から下に急降下した瞬間を初めて見た


「違いはあるかもしれないが俺は恐れを、あんたは好意を向けられ続けた。いや、あんたは好意だけじゃなく敵意も向けられていたんじゃないか?」



「ええ。私は常に好意と敵意が向けられていたわ。小学生の時に六十回程上履きを隠されたことがあるのだけれど、うち五十回は同級生の女子にやられたわ」



「陰湿な・・・・・因みにあと十回は?」


「男子が隠したのが三回、教師が買い取ったのが二回、犬に隠されたのが五回よ」



え〜っと・・・・・


「なんで犬が五回っっ!? てか買い取った教師は変態・・・いや、その当時は小学生だったからロリコンかっ!! もちろん訴えたよなっ!?」


ヤバい・・・この女は想像以上に壮絶な過去を持っているようだ。しかも陰湿な上に助ける側の教師まで変態とあっちゃ八方塞がりもいいところだ


「訴えはしなかったわ。ただどこか地方に飛んで行ってもらっただけよ」


「ははは」

乾いた笑いしかでないな


「おかげで私は毎日上履きを持って帰ったし、リコーダーも持って帰るはめになったわ」


「ご愁傷様です」


十六年間生きてきた中で初めて心の奥底から「ご愁傷
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