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VONGOLA TAIL
第4話 潜入せよ!エバルー屋敷
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「えぇっ!?」

「そんな事ねぇよ!武やツナより俺の方が強ぇっての!!」

「でも、あんた隼人に負けたんでしょ?」

「それは昔の話だ!今やったら俺の方が強いね!」

腕を組んで1人でうんうん、と頷く。

「でも、実際そのくらい強いんだよ」

「へぇ……」

話を変えるようにナツは一枚の依頼書を出した。

「さっそく仕事行くぞ!ほら、もう決めてあるんだ!今回は武も行くぞ」

「シロツメの街かぁ……聞いた事ある様なない様な」

「俺はねぇわ。初めて聞く街だな」

「うっそ!エバルー公爵って人の屋敷から一冊の本を取って来るだけで……20万J!?」

「な!オイシー仕事だろ」

「確かに………ん?とにかく女好きでスケベで変態!ただいま 金髪ブロンドヘアのメイドさん募集中……」

ルーシィはそれを読み上げる。

「ルーシィ、 金髪ブロンドヘアだもんな」

「メイドの格好で忍び込んでもらおうよ」

「あんた達最初から………ハメられたーー!!」

「星霊魔導士は契約を大切にしてるのかぁ。偉いなぁ」

「ひでぇー!!!」

ルーシィは泣き叫ぶ。










一方、ギルドは…

「あれ?エバルーの屋敷誰かに取られた?」

獄寺ともう1人で仕事に行こうとしていたツナが呟く。

「えぇ。ナツとハッピーがルーシィと武を誘っていくって」

「そうか、行こうと思ったのに」

「極限に残念だー!!!」

「うるせぇよ!てか、野球バカは俺達のチームだろ!何してんだよ」

「まぁまぁ、俺も獄寺君もナツと仕事行く時多いんだから何も言えないよ」

ツナが獄寺を宥め、もう1人は今だに
残念そうに床に膝をついて床を叩く。

「ツナよ。行かなくて良かったかもしれんぞい。その仕事……ちと面倒な事になってきた。たった今依頼主から連絡があってのう」

「キャンセルですか?」

「いや………報酬を200万Jにつり上げる………だそうじゃ」

その言葉にギルドの面々が一気に驚愕し、ざわつく。

「10倍!?」

「本1冊で200万だと!?」

「な……何故そんな、急に」

「討伐系の報酬並みじゃねぇか。一体、どうなってんだよ……」
「ちっ………おしい仕事のがしたな」

ギルド内がざわつく中、グレイが煙草を吸ってつぶやいた。

「面白そうな事に……なってきたな」







「言ってみれば、随分と簡単な仕事よねー」

シロツメに行く馬車でルーシィは口を開いた。

「あれ?嫌がってた割には結構乗り気?」

「トーゼン!何てったってあたしの初仕事だからね!ビシッと決めるわよ!」

ガッツポーズをとる
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