第4話 潜入せよ!エバルー屋敷
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」
「ププーン!」
「随分簡単なんだね」
「確かに見た目はそうだけど大切な事なのよ。星霊魔導士は契約……すなわち約束事を重要視するの。だからあたしは絶対約束だけは破らない………ってね」
「へぇ〜」
「立派なんだな」
「そうだ!名前決めてあげないとな」
「ニコラじゃないの?」
「それは総称でしょ」
ルーシィは少し悩むと、ひらめいたのか手をポンと叩く。
「おいで!プルー」
「プーン!」
「プルぅ?」
「なんか語感が可愛いでしょ。ね、プルー」
「プーン」
「プルーは小犬座なのにワンワン鳴かないんだ、変なの〜」
「アンタもにゃーにゃー言わないじゃない」
ハッピーとコント交わしていると突然プルーが踊り出した。
「な、何かしら………」
「プルー!お前いい事言うなぁ
っ!」
「なんか伝わってるし!」
踊りで何かを伝えようとして、ルーシィには伝わらなかったがナツには何かわかったようだ。
「星霊かぁ………確かに雪山じゃ牛に助けてもらったなぁ」
「そうよっ!アンタはもっと星霊に対して敬意を払いなさい」
「あん時はルーシィがついて来るとは思わなかった。けど、結果ルーシィがいなかったらヤバかったって事だよなぁ。よーく考えたらお前変な奴だけど頼れるしいい奴だ」
「こいつに変なやつって言われた。へこむわ……」
「ドンマイ、ルーシィ」
慰めるようにルーシィの肩を叩く山本。
「そっか………」
「な、何よ?」
「ナツ、どうしたの?」
「よし決めた!プルーの提案に賛成だ!」
いきなり立ち上がるとナツはルーシィに満面の笑みを浮かべて言った。
「俺達でチームを組もう!」
「チーム?」
「あい!ギルドのメンバーはみんな仲間だけど、特に仲のいい人同士が集まってチームを結成するんだよ」
「1人じゃ難しかったり、きつそうだったりするクエストもチームならいける確率が増えるしな」
「いいわね、それっ!面白そう!」
「おぉーしっ!決定だーっ!」
「契約成立ね!」
「あいさーっ!」
「プーン!」
チーム結成に喜ぶナツとハッピーとルーシィとプルー。
「ははっ、良かったな」
「あれ?武は組まないの?」
「俺はもうチーム組んでるんだよ。おれの他にツナと獄寺とあと3人……いや、正確には4人か。まぁ、基本的には自由なチームなんだけどな」
「そうなんだ……ちなみに後の4人は
どれくらい強いの?」
「うーん、俺にはわかんね」
「なっ!?」
あははっ、と笑う山本。
「オイラ的にはみんな強いよ。多分
全員ナツより強いと思う」
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