第五章 StrikerS編
第百五十六話 『機動六課、出撃』
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り、それぞれが外に出ていく中、見ればフェイトの前にエリオとキャロが集まって会話をしていた。
聞き耳を立てる気はないので私も出ていこうとすると、私の前にもレン…それとギンガがやってきた。
…ふむ、ここで話しておくのもいいかもね。
「シホさん…」
「ごめんね、レン。家族であるランを助けたいのは私も同じ気持ちだけど、別々になっちゃったから…」
「いいですよ。シホさんはなのはさんを助けに行ってあげてください。僕は僕でラン姉さんを助けます!」
「(ホントに強くなったわね、レン…)」
それで私はレンの頭を撫でながら、
「頑張るのよ。ランにあなたの言葉を届けるのよ。そうすればきっと、ね…」
「はい! 頑張ります!」
「それと…」
私はギンガの方へと視線を向けて、
「ギンガ。レンの事、お願いね」
「はい、シホさん。任せてください。レン君は私が守ります!」
「それなら安心ね。任せたわよ」
「はい!」
それから少し時間が経過して降下ポイントに近づいてきていた。
その残りわずかの三分で私達とフォワード陣は集まっていた。
私が代表して前に出る。
こんな時になのはならどんな言葉をみんなにかけるだろうか…?
いや、なのはを模倣するんではなくて、私自身の言葉をみんなに伝えよう。
そう意気込み私はみんなに面と向かう。
「…さて、みんな、聞いて。今回の任務はかなりハードなものになると思うわ。
なのはとオリヴィエ陛下、ランが誘拐されたこんな時だからみんなは思いつめていると思う。だからまずは目を瞑って心をリラックスして」
そう言うとフォワード陣は目をつぶり何度も深呼吸をしていた。
「…どう? 肩の力は抜けたかしら?」
「「「「「「はい」」」」」」
「なら、まだ目を瞑っていて。そして瞼の裏に思い出して。今までの訓練を。なのはと私達が教えてきた教導を…」
すると少しみんなは苦い表情をする。
おそらく訓練の日々を思い出しているのだろう。
私としてもかなり苦しいものがあったと思うからその気持ちはわかる。
「さて、思い出したところでもう目を開けていいわよ」
それで全員は目を開ける。
「みんなは挫けそうになったことも何度もあると思う。でも耐えてきた。そして強くなった」
「そうです。スバル達は強くなりました」
「はいです。すぐにバテてりた時から成長しました」
「うむ。初日の頃に比べれば見違えたぞ」
それで全員は少し喜びの表情を作るが、上げて落とすを体現するかのようにヴィータが口を開き、
「でも、思い上がんなよ? まだまだお前達はヒヨっ子だ。だから油断や慢心は絶対にするな。常に本気で挑んでいけ!」
「「「「「「はい!」」」」」」
「ふふ…。さすがヴィータね」
「あったりめ
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