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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第47話 仕組まれた罠
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優理の言う通り、今まで何度も管理局の目をかいくぐってきた冥王教会の連中。出入り口以外にも脱出路の確保はしているだろう。
だからこそセインのディープダイバーはそれを見つけるのに大いに役に立つのだが、まだ何も見つかっていない。
「もう少し探してみる?」
「………いや、あまり時間もかけたくない。先に進もう」
俺の判断に皆頷き、更に下へと向かう。
「ここは………!!」
降りた場所は上の階まで壁のある迷路の様な場所だった………
「レイ………」
「ああ。これはヤバそうだ」
一見普通の迷路みたいな場所だと思えるが天井まで伸びた壁と何も目印の無いこの場所に対策なしで歩いて言っても迷子になるのがオチだろう。
「マッピングは我がやろう。そうすれば戻ることは可能だろう」
「頼む夜美」
ここまで来ればもう後戻りするわけにもいかない
「セイン、ディープダイバーで下の階の様子って分かるか?」
「うん、ちょっと覗いてみる………ってあれ?」
下に潜ろうとするセイン。だが、潜ることは出来なかった。
「あれ?何で?」
「………どうやらこの階はこの階で別の次元なのかもな」
「床の下は文字通り何も無いと………」
「多分な………」
夜美の推測に頷いたが、実際どうなっているのかなんて分からない。ただ敵の目的は何となく分かって来た。
「ここで俺達を閉じ込め、永遠に出れなくするとか………」
「確かにそうすれば戦わずして勝てますね」
「ええ〜!?そんなの反則だよ!!」
「ライ、そんなの敵にとって関係無いよ………」
優理に冷静に突っ込まれて不貞腐れるライ。気持ちは分からんでも無いがこればっかりはどうしようもない。
「さて、どうするか………」
壁に背を預け、そう呟いた時だった。
「えっ!?」
背を預けた筈の壁がいきなり消え、尻餅をついてしまった。
「「「「「レイ!!」」」」」
「大丈夫だ!何ともない」
俺が尻餅をついた後、皆が来る前に壁は修復され、完全に孤立させられた。
「油断した………」
情けないが完全に俺のミスである。
「レイ、そちらの様子はどうですか!」
「同じで迷宮みたいな通路があるだけだ!」
しかし違うのは真っ直ぐ一本道しかない事。
完全に俺を誘っている。
「レイ、我等も進む。レイはその場から動くな!」
「……いや、お前達は上の階で待機だ!」
「レイ!?どうして!!」
「俺のいる場所がだな、目の前の一本道しかない。どうやら俺を誘っているらしいんだが、相手はこの迷宮を自由に操ることが出来るみたいだ」
「それなら尚更ダメです!危険過ぎます!!」
「だが戻るにも戻れ
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