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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第47話 仕組まれた罠
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。見つけたのは偶然に近かったが、これで黒の亡霊達をおびき寄せる事が出来た」
「だけど本当に上手くいくかしら?仮にもバルトマン・ゲーハルトを倒した男よ?それに加え、今の機動六課に負けない魔導師達や、スカリエッティの戦闘機人まで協力しているみたいだし………」
「大丈夫だ紗枝。神は我々に味方してくれるさ。そして最後には永遠に生きられる未来が待っている。楓を含めた3人で永久に暮らそう………」
(狂ってる………)
自分の親である2人の会話を聞きながら楓はそう思った。
「しかし私もここに居るのか?私が捕まれば事実上、冥王教会は………」
「仕方がないじゃないですか………教皇は我等を見捨て、クレイン・アルゲイルからは冥王教会の力を見せてくれと言われれば、指導者が皆を導く光景を見せなければなりません………」
「し、しかし………」
「安心してください。必ず成功します。それにクレインとの取引は黒の亡霊を孤立させ、クレイン・アルゲイルと会せるように仕向ければ良いんです。こちらには被害は出ません」
「そ、そうだな………」
(どう言う事?クレイン・アルゲイルが零治君と会いたがっている?一体何の為に………それに孤立させて?零治君を真っ先に始末するつもりなのかしら………?)
「さて、状況はどうだ?」
「駄目です、2か所から侵入され、迎撃部隊は撃退され、どんどん進まれています」
「地下4階のラビリンスシステムの準備は良いか?」
「はい、彼らが降りたと同時に作動します」
「よし。それで黒の亡霊を孤立させ、クレインと会わせろ。それが完了次第、我々はこの場から脱出し、この場所を爆破する」
(!!そんな………じゃあ助けに来たみんなは………どうにかして伝える方法を………)
しかし今の自分にはどうする手立ても無かった。
(何て無力なのかしら私は………)
そう思いながらただ呆然としているしか無かった楓であった………
「………弱いな」
「そうですね、それがかえって不気味ではありますが………」
3階まで降り終え、先輩を探すが、何処にもいない。敵の迎撃も今まで相手にしてきた出来損ないのバリアアーマーに機械のムカデなど俺達を止めるには明らかに戦力は少なかった。
「ゼストさんの方も順調の様だ」
「あっちも同じなの?」
「ああ。セッテを中心に問題無く撃退出来てる」
「あちらもフォアードとバックとバランスが良いからな」
夜美の言う通りあちらもバランス良くチームが組まれている。そう簡単に危ない目には合わないだろう。
「取り敢えずこの階も手掛かり無しだね」
「やはりいるとしたら最下層か………」
「ねえセイン、部屋が無い壁に隠し通路とか無いの?」
「うん。今の所はね」
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