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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第47話 仕組まれた罠
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シャイデの問いに皆が頷いた。
「ありがとう………で、我々だけど………」
「スカさんそれなんだけど、一応スカさん達にも戦力を残した方が良いと思うんだ。だからセインを俺達の方に、クアットロをゼストさんの方に分けて後は待機で良いと思う」
「えっ!?セインだけっスか!?」
「そうだね。セインが居れば敵に見つからず偵察も出来るし、クアットロが居れば敵の目も欺ける」
「私達はまた外されるのかよ………」
不満そうに呟くノーヴェ。
「気持ちは分からないでもないが、こうなるとスカさん自身もここの場所も敵に知られる可能性が高い。スカさんを守る事はお前達にだって不満は無いだろう?」
「そうっスね………」
「まあドクターは弱いからなぁ………」
「グハッ!?」
ああ、クリティカルヒットしたみたいだ………
「わ、私もちゃんと足を引っ張らない様に、それなりに工夫を考えてはいるんだよ?」
「ですがドクター、師匠に勝てますか?むしろこの弱い姉にも勝てないでしょ?」
そして更に余計なひと言をセッテの奴が呟きやがった………!!
「………誰が弱いって?」
「レイ兄が師匠だと態度も大きいんスかね………?」
当然、ノーヴェとウェンディは怒りを露わにしてセッテに向かい合った。
「何を怒っているんです?私は事実を述べたまでです」
「よーし、分かったっス!!表に出ろ!!」
「私達が姉の威厳を見せてやるよ!!」
そんな感じで本当にセッテを連れ出そうとする2人。
「はぁ………ライ、あの子達を止めるの手伝ってください」
「分かったよ星」
結局尻拭いするのは俺達になるわけで………
「分かったっスよ………でもセッテが!!」
「分かってます、セッテには私からもキツく言っておきますから」
「えっ………」
「まあ当然だよ。ちゃんと年上は敬わないとね」
ライがそれを言うか………とも思ったが、その辺はもう大学生だしちゃんと弁えてるか。
「今日の夜早速決行しようと思う。それまで皆準備しておいてくれ」
いつまでも話が終わらなそうな雰囲気の中、スカさんが無理矢理話を終わらせた。
全く持って緊張感は無いが、まあ面子が面子だから仕方がないのかもしれない。
だけど………
「………」
「どうしたのだレイ?」
「ああ、悪い。ちょっと考え事を………」
「このタイミングで相手が動いてきた事か?」
俺の不安が夜美にも分かってしまったようだ。
「どうも何か企みがあるんじゃないかと思うんだ………」
「………だが先輩を見捨てるわけにはいかない」
「その通りだ」
そう。最優先事項は先輩を救い出すこと。
迷う必要は無い。
それに例え何があったとしても………
「俺の大事な人達は
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