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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第47話 仕組まれた罠
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によってほぼ鎮圧され、バリアアーマーの部隊の活躍は目覚ましいものとなっている。
そんな状態で何か出来るとは到底思えなかった。
「私もそれが気になっていた。水無月君を拉致したところで今の彼女に利用価値は無い。となると………」
「俺達を誘う為の餌。………何か俺達を始末する手段を見つけたんですかね?」
「そうなのかもしれない。今、クアットロとディエチに現場に行ってもらい、出来るだけデータを取っている。だがまだ有力な情報は得られていない」
「だけどチャンスですね………」
何が起きたのかは分からないが、クレインを見つけられるかもしれない重要な手がかりだ。ここを逃すわけにはいかない。
「だからみんなを集めたの?」
「そうよライちゃん」
そんなウーノさんの答えにやはり反論した人物が居た。
「この子達も戦場に出すんですか?」
ルーの母親のメガーヌさんだ。………まあその気持ちは分かる。
「それは本人の気持ち次第だ。当然無理強いはしないよ」
「優理、リンス………」
「「行きます!!」」
力強く答えた2人。どちらとも引く気は無いようだ。
だが予想通りの答えだ。
「だと思った………シャイデはどうだ?」
「………どう言った編成にするのかしら?」
「そこはゼストに任せようと思う」
「分かった」
いや、分かったって………
「ゼストさん、戦う気ですか!?」
スカさんの言葉に普通に返すゼストさんだが決してレリックコアは良くなった訳じゃ無い。十分養生していたのだろうが無理な戦闘をすれば当然………
「子供達が戦っていて俺だけ見ている訳にはいかん」
「言っている事は分かりますが………」
当然、星の言っている様に納得している人は少ない。駄目っ子も真面目な顔で首を振っていた。
「大丈夫だ、身体の調子はジェイルが調整してくれたお陰で調子がいい」
「だけど………メガーヌさんが良いのですか?」
「ええ。前から話していた事だから………だけど無理はしないで下さいね」
星の問いにメガーヌさんがそう答えた。本当は静かに過ごして欲しい、そう思っているのだろうけどそれを口に出さない様に我慢している様に見えた。
「分かっている。俺も今は1人じゃないからな」
「………アギト」
「分かった」
俺も前々からアギトと話していた事を実行することにした。
「ゼストさん、ゼストさんも参加するならアギトを使ってくれ」
「!?いや、だが………」
「俺もアギトも…いや、みんな貴方には生きてていて欲しいと思っているんだ。アギト頼むな」
「おう、まかせとけ!!」
小さい体ながらドンと胸を張る姿には頼もしさを感じる。
「全く信用が無いな………」
「ゼストさんもレイと同じっぽいもん
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