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ストライク・ザ・ブラッド 奇妙な右腕の不幸少年と奇妙な不幸吸血鬼
恐怖を打ち消し、その先へ
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れる。
「ハーーー!!」
奴の攻撃は当たらなかった。いや、防がれたと言うのが正しい
「ひ、姫柊?」
姫柊は俺の前に立っていた、奴の攻撃を防ぐ為にだが、その攻撃は凄まじく姫柊の槍、シュネーヴァルツァーでさえ打ち消せていない、その場で止めるのかやっとのようだ。
シュネーヴァルツァー、俺の右腕と同じく魔力を打ち消す破魔の槍、それでさえ打ち消せていない
「上条さん、先輩を連れて逃げて下さい。ここは私が食い止めます!」
今にでも折れそうな槍でソロンレグルスの攻撃を受け止めながら、姫柊は俺達を守ろうとしている。逃げていいのか
女の子、一人も守れず、尻尾をまいて逃げる。
「いいや、違う!!」
上条は前に出る。そして右腕を前に出し電撃の槍に触れる、それだけでソロンレグルスの攻撃はかき消される。
何だ、やれば出来るじゃなぇか、ただビビってただけじゃねぇか
「悪い、姫柊、迷惑掛けちまって」
上条は言う。さっきまでの怯え恐怖は消え、何か別の感じが今の上条には流れている。
「さー、第二ラウンドを始めようか?」
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