暁 〜小説投稿サイト〜
とある物語の傍観者だった者
18話:黄金錬金
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わからないから怖いんだよ。でも、ここで何か事件が起きていることは明白なんだよ。まさかと思うけどとうまが中にいたりするのかな??」

 なんで、そういう風に答えを導き出せる? いや、必死すぎて顔に書いてあったか??

「さあな、答える義理はない」

「答えられない=肯定とみたんだよ」

「だったらどうした?? もうめんどくさい。お願いだから本当に帰るぞ」

 そう言ってオレは彼女に詰め寄り腕を掴んでしまった。

 もうそれが彼女なりの策略で罠だってしった時には既に遅かった。

 つーか、アホだった。

「イヤッ!! 離してこのロリコン!! 誰か助けてなんだよ!! ロリコンが私に暴力を振るうんだよ!! キャーーーー!!」

「こ、このガキ……ッ!!」

 インデックスは叫んだ。悲鳴を上げた。

 しかも、運悪い事に通行人らしき女性モブさんがオレを汚らわしい目で見ては……ケータイを取り出しアンチスキルに通報していた。

 ロリコンが三沢塾前にてシスターさんを襲っています、とな―――――。

「ご、誤解なんです! オレはこの子を保護しに来ただけで……ッ!!」

 などと言い訳しようと女性に気を取られたのもいけなかった。

「隙ありなんだよ、このロリコン!!」

「だからオレはロリコンじゃねぇ……って、ちょっと待てッ!!」

 一瞬だった。

 女性に気を取られていたオレの一瞬を突き、腕を振りほどいては全力で三沢塾に入っていく。

「さ、最悪だ……」

 いや、まだだ。

 すぐに追いかけて捕まえて建物の外に出れば間に合うだろう。

 なんてのは甘い考えだった。

「ロ、ロリコン、マジで私を守るんだよ!!」

 インデックスはもうすでに敵に捕まっていた。

「阿呆!! だから言ったんだ、大人しくオレのいう事を聞いていたらよかったんだ!!」

「ご、ごめんなさいなんだよ!!」

 謝ったところでもう全てが遅かった。

「愕然。こんなところでまた巡り合うとはな、禁書目録」

 そいつの名はアウレオルス=なんとか……

 ローマ正教に所属していた錬金術師。

 緑髪のオールバックで白いスーツを着たロリコン。

「必然。この子に害成すロリコンには退場してもらうがな」

「オ、オレはロリコンじゃねぇし……」

 お前もロリコンじゃん…という暇もなかった。

 もうどうでもいいけど、奴の『黄金錬金(アルス=マグナ)』が発動する。

 想像したものを現実にでき、オレはそんな奴のチートに勝てるワケもなく、ご丁寧に檻の中で三沢塾から強制退場を余儀なくさせられた。

 





 殺されなかっただけ儲けものだ。

 ただ、ア
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