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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『転生者VS転生者』
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の視界は煙りで塞がれる。

俺はその隙を逃す事無く呪文の詠唱を始める。

「メギド・フェルド・アルデヒャルド・クライシス 来たれ雷精 風の精 雷を纏いて吹きすさべ 南洋の嵐『雷の暴風』!!」

詠唱終了と同時に雷を纏った暴風が敵に向かって放たれる。

雷を纏った暴風はコンクリートの壁や地面を砕きながら対象に向かって真っ直ぐ突き進む。

ー轟ー

「チィッ!」

煉也は右腕を前に突き出し幻想の盾を召喚する。

「『熾天覆う七つの円環』(ロー・アイアス)!!」

朱き花弁の如き七枚の盾が現れ俺の放った魔法を防ぐが、

ー破壊ー

「マジかよ!?」

所詮は急場凌ぎの必要工程を幾つも省いた盾は脆く魔法は盾をどんどん食い破り最後の一枚まで数を散らす。

「チィィィッ!!」

煉也は足を踏ん張り盾を強化するが。

「クソが!!」

魔法は最後の盾をぶち抜き煉也に迫る。

「ガァァァッ!!」

暴風が直撃し吹っ飛ばされ壁にめり込む煉也。

「まぁまぁかな?」

込められた魔力のせいか急場凌ぎとはいえアイアスの盾を破壊する魔法の威力は異常と言えるだろう。

「クソが……」

「お前の能力はアーチャーだけか?」

見てる限りでは『投影』を使っているが断言は出来ない。

「んなわけないだろうが」

壁にめり込んだ筈の煉也だがなんとその身体にはほとんど傷はなかった。

「まさか!」

「そうさ バーサーカーの『12の試練』(ゴッドハンド)さ!」

第五次聖杯戦争の方かよ。

「また めんどくさい能力を……」

「俺は一部のサーヴァントの能力を使えるんだよ」

人の事を言えた義理ではないが厄介だな。

「他は?」

「自分で確かめてみな!」

突如煉也の背後の空間が歪み。

ー現ー

「『王の財宝』(ゲート・オブ・バビロン)」

無数の武器が現れ、

「死ね!」

俺へと襲い掛かる。

「チッ!」

武器が俺へと向かって来るその刹那、

「ッ!?」

突然俺の頭の中にある幻想が浮かび上がり、

気付けば俺は右腕を前に突き出しその名を唱えていた。

「『改・熾天覆う七つの円環』(ロー・アイアス)!!」

本来なら朱き花弁を模した七枚の盾だが目の前に現れたのは、

「黒いアイアスだと!?」

闇夜の如き漆黒の盾が現れ襲い掛かる無数の武器を防ぐ。

「友より贈られしこの盾を簡単に壊せると思うな!!」

漆黒の盾は一枚も欠ける事なく武器の大群を防ぎきる。

「クソッ!」

「次は俺の番だ!」

俺も『王の財宝』を開く、

開いて解った事だが俺と奴の『王の財宝』は能力としては同
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