第2章
戦闘校舎のフェニックス
第52話 幼馴染み達暴れます!
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込みしていた。
「ちっ!お前ら!!」
そんな衛兵達を見かねたのか、ライザーが自分の眷属達に指示を送った。
ライザーの眷属達(僧侶(ビショップ)の二人を除く)が俺達の前に立ち塞がる。
「行きなさい!」
女王(クイーン)のユーベルーナの指示で兵士(ポーン)達を先頭に一斉に飛び掛かってきた。
「鶇!燕!残りはお前らに任せる!!」
俺はそう言うと、千秋と共に駆け出す。
兵士(ポーン)達は構えるが、俺はそいつらを素通りし、騎士(ナイト)と戦車(ルーク)の四人の下に駆け出す。
『なっ!?』
兵士(ポーン)達は一瞬呆気に取られるが、すぐに俺を追撃しようとするが、千秋がそれを妨害する。
俺は未だに呆気に取られている戦車(ルーク)の一人、イザベラに拳を放つ。
「くっ!?」
イザベラは即座に腕でガードした。
「はぁぁっ!!」
右側からもう一人の戦車(ルーク)の雪蘭が蹴りを放ってきたが、俺は右腕でガードする。
この戦闘服の防御力は大したものだった。
多少の衝撃はあるが、ほとんどダメージがなかった。
『はぁぁぁあぁぁっ!!』
後方から騎士(ナイト)のカーラマイン、左側からもう一人の騎士(ナイト)のシーリスが短剣で斬り掛かってきた。
俺は背中の雷刃(ライトニングスラッシュ)の鞘を左手で回転させてカーラマインの短剣を弾く。
この戦闘服には鞘を回転させて右手、右逆手、左手、左逆手と刀(ブレード)を抜く方向を状況に合わせて変えることができる様になっていた。
そして俺は左逆手に刀(ブレード)を抜いて、シーリスの短剣を防いだ。
仕掛けてきた三人はすぐに距離を取り、イザベラも距離を取った。
「……まさか兵士(ポーン)達を無視して、いきなり私達の方に来るとはな…」
「意表を突いて私達の内誰かを倒すつもりだったんでしょうけど、残念ね、失敗に終わ…」
「いや、元々騎士(ナイト)と戦車(ルーク)は俺が相手取るつもりだったから、意表も何も無いぞ」
「……騎士(ナイト)二人に戦車(ルーク)二人を一人で?あっちの子も兵士(ポーン)八人を一人でなんて、私達を舐めてるのかしら?…」
「まさか。あんたらの強さはゲームでじっくり見させてもらったからな」
俺の不敵な物言いにイザベラが口を開く。
「何か秘策でもあるのかな?」
「さあな」
俺が口元をにやけさせながら言うと、イザベラも口元をにやけさせた。
「雪蘭、カーラマイン、シーリス……舐めて掛からない方が良さそうだ…」
「もちろんだ。その目は本気で私達を倒そうとしている者の目だ」
カーラマインも口元をにやけさせながら、短剣を構える。
ゲームでも思ったが、この二人は相手をきちんと相手を評価した上で戦いに臨むようだ。
「……俺的には舐めてくれた方が楽なんだけどな…」
「あれだけの戦いぶりを見せた上に
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