第2章
戦闘校舎のフェニックス
第52話 幼馴染み達暴れます!
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とられていた。
木場達は面白そうに見ていたが。
「なっ!?貴様っ!!取り押さえろ!!」
ライザーの指示で多数の衛兵達が俺達の目の前に立ちはだかった。
木場達が動き出そうとするが、俺は目で「手を出すな」と伝えると出そうとしていた手を引っ込めた。
「貴様ら!ここをどこだと…」
ドゴッ。
「ぐはぁっ!?」
『なっ!?』
俺達に近付いた衛兵の一人を俺は掌打で吹き飛ばし、イッセー同様、高々と名乗った。
「同じく、駒王学園オカルト研究部の士騎明日夏!」
俺は千秋達に「お前らもせっかくだからやれ」と目配せをする。
「え!?ええ!!え、えっと、その妹、士騎千秋!」
まさか自分達もやるとは思いもしなかった上、先程のイッセーの宣言に動揺していたのか、かなりテンパりながら名乗った。
「え〜と。幼馴染みの風間鶇だよ〜」
鶇はのんびりと普段の口調で名乗った。
「………。妹の風間燕よ」
燕は一瞬無言になったが、鶇同様、普段の口調で名乗った。
さらにそこへ、俺は高々と宣言する。
「親友、兵藤一誠の道を阻む者は容赦しない!!」
俺の宣言に衛兵達は一瞬怯むが、すぐに手持ちの得物を構え直してきた。
「怯むな!かかれ!」
隊長格らしき男の指示と同時に衛兵達は一斉に掛かってきた。
構えるイッセーを手で制し、 俺達も仕掛ける。
繰り出される槍の攻撃を全て避け、衛兵の一人の懐に飛び込み、白虎双掌打を放ち、横合いから繰り出された槍を掴んで防ぎ、衛兵ごと引き寄せ、裡門頂肘を打ち込み、背後から来た攻撃を体を回転させて回避し、その勢いを乗せたまま鉄山靠を叩き込み、右隣の衛兵に崩拳を当て、左隣の衛兵に体の捻りの勢いを乗せた独歩頂膝を繰り出す。
俺の攻撃を食らった衛兵達は皆倒れ伏していた。
「すぅぅはぁぁぁあぁぁ…」
連続で八極拳の技を繰り出した俺は、衛兵達が呆気に取られている隙に息を調えていた。
千秋の方も特に苦戦していなかった。
俺同様、相手の攻撃を避け、隙ができた衛兵を蹴りで倒し、避けれない攻撃も蹴りを駆使して捌いていた。
そう言えば、鶇と燕の姿が見えない。
「うわぁぁぁっ!?」
「そ〜れ」
……居た。
豪快に衛兵の一人で衛兵達を吹っ飛ばしてる鶇が居た。
それに呆気に取られている衛兵達を燕は背後から不意討ちで倒していた。
どうやら二人は気配を隠し、尚且つ比較的派手に暴れている俺と千秋に視線を巧みに誘導して、衛兵達の意識から完全に自分達の存在を見失わせ、隙をついて攻撃しているようだ。
流石は忍、と言ったところか。
二人の気配遮断は聞いたところ、体内にある気を利用したものらしい。
鶇の怪力もそれによるものだ。
興味深いので、今度詳しく聞いてみるか。
さて、いつの間にか衛兵達はほとんど倒されていた。
残りの衛兵達は完全に俺達に尻
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