スーパーロボット大戦OG外伝
0587話
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
に伴う技術の提供だな。それと最大の目玉は、その反乱を考えている首謀者の不治の病の治療といったところか」
「……またか」
俺の言葉に、どこか呆れた様に呟くコーネリア。まぁ、身体の治療と引き替えにこちらに協力させるというのはフィリオ、アルティスと何度も続けてきたから、そう思うのも無理は無い。だが何故かこの手の原作では優秀な者が病気になるというのはある意味でお約束状態だったりする。ならそれを有効利用しない手はないだろう。
「まぁ、アクセルのいつもの手段だからいいとして……その対象は? 首謀者と言っていたが」
「ああ。黎星刻。中華連邦の傑物だよ。こいつは色々な意味で厄介だが、それだけに味方に引き込めば有能極まりない」
「黎星刻? 聞いた事の無い名前だな」
「まぁ、今の身分は低いからな。だが、能力的には超の付く一級品だ。そうだな……コーネリアに分かりやすく言えば、頭脳でルルーシュ、身体能力でスザクと同等の能力を秘めているといったところか」
「……ほう。ルルーシュや枢木と同等の能力か」
「だが、生まれ持った才能は多いが、健康という面では天から与えられなかったらしくてな。その辺を突けば話に乗ってくる可能性は高い。それと、天子に対して心酔しているからな。今の大宦官の操り人形の状態から解放すると言えば……」
「乗ってこざるを得ない、か」
「ああ。ただし天子に関しては本当にただの子供だから、政治に関わらせるつもりはない。国の象徴といった辺りが無難だろう。それと……お前の兄、オデュッセウスもこっちに引き込むつもりだ」
「……オデュッセウス兄上を? 何故だ? 確かにオデュッセウス兄上は善良な人物で、人当たりもいい。その人格も優れている。だがこう言ってはなんだが、能力的な面では凡庸な人だぞ?」
「だろうな。だが、この場合はその人格が重要でな。色々な意味で尖った性格の多い皇族の中で、敵を作らずに慕われているというその性格はありがたい。こっちには天子と違って象徴ではなく、この国の代表――とは言っても、名目上に過ぎないが――になってもらうつもりだ。そして実際の執務に関しては黎星刻を始めとする奴等に任せる感じだな。戦力に関してはメギロートがある以上は心配いらないし」
OGs以降で手に入れた技術で着実に性能を上げてきている今のメギロートの能力を考えれば、恐らく第7世代のヴィンセント以上、第9世代のランスロット・アルビオン以下。世代的には第8世代相当の能力を持っていると考えてもいい。……確かナイトオブラウンズの専用KMFが第8世代相当だったような気がする事を思えば、その戦力は相当なものだろう。何しろナイトオブラウンズの専用KMFと同性能の機体が無人機で群れを為して襲い掛かるのだから。
「……分かった。オデュッセウス兄上を説得する時には私も協力しよう
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ