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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0587話
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答えられないのだろう。そんなコーネリアを見ながら、俺も口を開く。

「コーネリアの目的であるユーフェミアの冤罪を晴らす事、そしてギアス響団の壊滅は俺も賛成だ。だが、それ以外にも当然ギアス世界に手を出す理由は幾つかある。俺達シャドウミラーの利益になるようなものが、な」
「……それは一体何だ?」
「まず1つ目。これは最優先項目だが、サクラダイトを定期的にシャドウミラーに提供するようにする事」

 何しろ、キブツではその世界固有の物質は作り出せないからな。そして世界固有の物質の中でも、サクラダイトというのはトロニウムと違ってかなりの量が存在している。それこそ、世界中に輸出出来る程度には。

「まぁ、そうだろうな。以前にレモンやマリューからもそれとなくサクラダイトについて聞かれた事があるし、予想はついていた。だが、サクラダイトの最大輸出国はエリア11……否、日本だ。その辺をどうにかしなければならないだろう」

 コーネリアもブリタニアが占領している事に対しての意見は述べるが、特に異論は無いとばかりに頷く。

「そして2つ目。以前に言ったと思うが、サクラダイトを使ったMAP兵器。フレイヤの現物を幾つか入手する事。……これに関しては、もう暫くしたらペンドラゴンに1次製造分が保管される事になる筈だから、それを貰い受ける予定だ」

 シュナイゼルのダモクレスに奪われるよりも前に、俺が忍び込んで全部貰ってくる。後は出来れば設計図なり何なりも欲しいが、そっちに関しては最悪無くてもレモン達に任せれば分析して量産してくれるだろう。

「うむ。それについても以前聞いていたな。正直気は進まないが、理解はしている」

 やっぱり正々堂々と戦うのを旨とするコーネリアに取っては、有無を言わさずに対象を消滅させる広域破壊兵器……MAP兵器は好みではないんだろう。それでも却下をしないのを見ると、有用性については理解しているといったところか。

「そして3つ目。フレイヤに比べると随分と優先度は落ちるが、ランスロットを開発した特派をこっちに引き入れる事。……これに関しては、最悪ロイドとセシルの2人だけでもいい」
「無理だ! 特派は兄上の直轄だった部隊だぞ。……それも、エキドナから聞いた話によると、今は枢木がナイトオブラウンズになっており、その直轄となっている。とてもこちらから手出しは出来ん!」

 さすがにこの意見は予想外だったのか、殆ど反射的に否定してくる。
 確かにロイドやセシルは原作ではルルーシュについた。だが……ここでもしパラレルワールドの存在を、そしてロイドの知らない数々の技術を餌にしたらどうなるか。技術者としては1流だが……いや、そうであるが故に未知の技術に対する好奇心をどうにか出来るかと言われれば、恐らくは無理だろう。それを使ってロイドを
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