入学と自薦他薦……です。
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たことあんのか?あんたも相当小さい器だな。」
反論に反論で返される。セシリアの怒りはメーターを振り切ってある言葉をはじき出した。
「―――決闘ですわ!」
机を叩き叫ぶセシリア。
「「やってやろうじゃねぇか。(じゃん。)」」
鋭い目つきで一夏を睨みつけるセシリア。
「ハンデを差し上げますわ。このままいっても私が勝つのは当然ですし。そうね、お二人を同時に相手取らせていただきましょうか。」
「2対1?ってことでいいのか?」
「そうですわ。」
「なめてんじゃねぇぞこのメスガキが。」
低いドスの聞いた声に周りの空気が凍りついた。今の言葉は一夏のものだ。
「春奈。俺一人で十分だ。手は出してくれんなよ?」
「私は織斑君を推薦します。―――これでいいのよね?一夏。」
「っ!?」
セシリアは気圧された。無様にもだ。
しかし、調子を取り戻すのは早い。
「い、言っておきますけどわざと負けたりしたら許さなくってよ?もしもそれをしたら―――責任を取ってわたくしの花婿になっていただきますわよ!?」
『……ゑ?』
セシリアは興奮のあまりとちった。はっとして咳払いを一つ。
「コホンッわたくしの奴隷になっていただきますわよ!?」
「……し、真剣勝負で手なんか抜くかよ。侮るなよ?」
「では話は纏まったな?織斑、異存はないな?」
「「ええ、かまいせんよ。織斑先生って、どっちの織斑ですか!?」」
ここでもブレナイ織斑姉弟。
「あー……織斑姉。織斑を推薦するということで異存はないな?」
「はい。異議なしなしです。」
「さて、話はまとまったな。それでは勝負は一週間後の月曜。放課後、第三アリーナで行う。織斑とオルコットはそれまでに用意をしておけ。いいな?」
「「はい。」」
そんな二人の反応に満足げな顔をする千冬。そして。
「では諸君。授業を始めるぞ!」
『はい!』
こうして授業は進んでいった。
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