ストレスと癒しは表裏一体
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杏子ちゃんは見るからに沈んでた。
「いや、ストレスくらい溜まるよ」
「じゃあ、ストレスって何?」
私の質問で時が止まった。いや、杏子ちゃんが止まった。
「え、ストレス?そりゃあ、溜まるものでしょ」
「何がどう溜まるの?」
「うぇ、」
「上?」
いやー、杏子ちゃんは可愛いな〜。本当この子達に私の胃の運命は掛かってると言っても過言じゃないね。
「なのは、あんまり杏子のこといじめちゃダメよ」
「ごめんアリサちゃん。ごめんね杏子ちゃん」
「やめて〜、惨めになるからやめて〜。アリサ!なのはの言葉責めより二人の生暖かい目の方が堪えるんだけど」
げっそりした杏子ちゃんも、その杏子ちゃんに対応するアリサちゃんも、それを見守るすずかちゃんも癒されるな〜。きっとこの子達がいなかったら今頃…
海鳴市に居る転生者を皆殺しにしてる可能性があるからね。
「ちょっ、なのは〜。なのはも何か言ってよ、二人が私をアホの子みたいに言うんだけど」
「アリサちゃん!すずかちゃん!」
「「うっ」」
「そんなにストレートに言っちゃだめだよ」
「「ごめんなさい」」
「そうだよね、ストレートは酷いよ……、って違う。何なのはも私がアホの子なのを確定してるの?」
えっ、だって事実だし。他に言う言葉なんてないはずだけど…
「その事実を否定して欲しかったよ」
「口に出てた?」
「顔に出てたよ、うわーんなのはのばか〜」
そう言いながら手を広げて待つアリサちゃんに飛び付く杏子ちゃん。さりげないなアリサちゃん。あ、よしよし、し始めた
「よしよし、なのはは、酷い奴だよね、でも大丈夫よ」
「杏子ちゃん、アリサちゃんに子供扱いされてる…」
ボソッとすずかちゃんがつぶやいた一言、でもそれはしっかりとここで話している全員に聞こえた
「ヒック、アリサとなのはのばか〜」
「ちょっ、待ちなさい杏子」
「杏子ちゃん待って」
アリサちゃんとすずかちゃんの静止を振り切って教室から逃げる杏子ちゃん、でもねこれくらい今なら一言で片付くよね
「杏子ちゃぁん!一時間目もう始まるよー」
あっ、凄い速さで戻って来た
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