序章・3
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そう言われ、私は父さんがロボットの姿になった時の事を思い出す。
「プリテンダー!!!」
そして、私は叫んだ。すると、不思議な感覚を感じ、その直後視点が一気に上に上がる。先程までグリーズさんを見上げていたのに、今は見下ろしていた。
「上手く行ったな。折角だから自分の姿を見てみろ。」
そう言ってグリーズさんはまたリモコンを操作する。すると、私の目の前に鏡が現れた。
そこに映る私の姿は装甲の色は濃い紺色で、手足は父さんのロボットモードに比べて細く、腰もくびれているので女性らしい感じになっていた。顔はロボットモードの父さんやラチェットさんとは違い、鼻と口はあるが目のセンサーがツインアイではなくゴーグルタイプになっていた。
「それがお前の『本当の姿』か。」
私の姿を見たグリーズさんが言った。
「こっちが、私の?」
「そうだ。見てくれはかなり立派だが、お前はまだ未熟だ。これからみっちり訓練を・・・」
グリーズさんは説教臭い言葉を放つが、私には聞こえていなかった。何故なら、その時私は意識を失っていたからだ。
続く
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