異世界での夜
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くしつつ。
「……ありがとう」
そんな時窓から
「きゅいー!」
とシルフィードが突っ込んできた。微妙にタイミング悪いな……
「きゅい!二人ともイルククゥをほったらかしにしてそのまま忘れてるなんてなんなのね!」
忘れていたことはすまないと思う。
「きゅい?さっきのおにーさん翼が生えてる!?なんでなのね?」
「俺は悪魔だから翼があるんだ」
「おにーさん悪魔だったのね!?そのわりには精霊が纏わりついてるのね」
「それに関してはわからない」
俺とイルククゥが話しているとタバサは立ち上がってイルククゥに近づき
ゴンっと杖で叩いた。
「なにするね!ちびすけ!」
「これから、しゃべるの禁止」
「どうして……」
「我々人間は、韻竜が絶滅したと思ってる。騒がれたら面倒」
「どうしてわかったのね」
「目が違う」
「当然なのね。おばかな風竜なんかとは、頭の中身がちがうのね。わたしたち韻竜の眷属は・・・」
「言語感覚に優れ、先住魔法を操る」
「先に言わないほしいのね。じゃあ、そんな偉大な韻竜のわたしに、しゃべるな、ということがどんな意味を持つのかわかるわよね?」
シルフィードが澄ました顔をしていたが、タバサの無言の圧力に
「な、なんなのね……」
「その辺でやめにしないか?そろそろ遅いしもう寝たほうが良いだろう」
タバサはコクリと頷き、その後、少々イルククゥと話をしてイルククゥは適当に中庭で休むことになった。
「俺は床で寝る。毛布さえあればいい」
そうして毛布を1枚もらって寝転ぶ、なぜかプ二ムがこちらに来て寄り添ってきた。暖かいからそのままにしておこう。
タバサもベットに戻り、俺たちは寝た。
タバサSIDE
アルに関しては驚くことばかりだ。元人間の悪魔……彼がその話をしてる時はとても真剣で嘘をついてるようには見えなかった。人を悪魔に変える呪いがあるなんて……
先住魔法や召喚術と呼ばれる魔法も見せてくれた。
そしてアルはどんな毒でも治せると言った。
母さまを治せるかもしれない、そう思うと涙が出てきた。
すぐにでも母さまを治して欲しいけど、今はまだ……それに私には他にもやるべきことがある……
SIDE OUT
その日アルの夢の中にて
「またあんたに会うとは思わなかったな」
俺の目の前に神がいた。
「いやーあの後さらに色々能力を足しての、大半はそのうちわかることなんじゃが言っておかねばならん事があっての」
「サービス精神旺盛だな……さらに能力足したのか」
正直、最初の能力だけでも十分すぎると思うのだが。
「どの能力足すか考えてたら面白くな
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