TURN143 ラストバトルその三
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ミサイルを放ってだ、彼等はすぐに離脱した。ジェットはレシプロとは性能が全く違う、その速度でラムダス達ようやく連合艦隊に気付いた彼等の反撃をかわした。
攻撃はまだあった、今度は。
東郷は超戦艦の指揮官達にこう告げた。
「よし、次はだ」
「ええ、私達に」
「総攻撃だ」
それを仕掛けるとだ、スカーレットに答える。
「今からな」
「一撃で倒せる状況の相手も多いな」
レーティアは艦載機の攻撃で傷ついているラムダス達を見て言う。
「それではだ」
「ああ、一撃で倒せる相手には一隻向ける」
それで止めを刺すというのだ。
「そうでない相手にはだ」
「複数の艦艇で攻撃ね」
「そうする」
こう話してそしてだった、連合艦隊はラムダス達に昇順を合わせこれまで人類が持っていなかった大口径のビームを放った。
巨大な光の柱が幾条も放たれた、その矢達が。
ラムダス達、そして彼等が融合している大怪獣達を貫いた。大怪獣達は赤子の声に似ているが人間のものとは全く違う不気味な断末魔の声を挙げて爆発四散し消えていく。
怪物達は一体また一体と滅び一斉攻撃が終わったところで全ていなくなっていた。その状況を見てだった。
日本は敵がいなくなった戦場を見て冷静な声でこう述べた。
「まずは幸先がいいと言うべきでしょうか」
「うむ、しかしだ」
その日本に柴犬が応えて言う。
「この巣は奴等の巣で最も小さい巣だ」
「数が少ないというのですね」
「そうだ、もっとも奴等は個体数自体は決して多くない」
「ですが大怪獣達と融合出来元々の力も強いですね」
「だからだ」
それでだというのだ。
「数は少なくともだ」
「それでもですね」
「油断は出来ない、そしてまた言うがこの巣はだ」
「最も少ないのですね」
「次の巣はこれの倍はいる」
そうだというのだ。
「だからだ、この勝利で慢心はしないことだ」
「わかりました」
「それではだ」
「はい、次の星域に向かうのですね」
「そうするとしよう」
「まだ小さいラムダス達がいるか」
ドイツはここで柴神にこのことを問うた。
「いれば倒しておくか」
「いや、余計な時をかけるよりもだ」
それよりもとだ、柴神はドイツのその問いに答えた。
「まずは女王を倒してだ」
「それからか」
「女王を倒せば後は烏合の衆だ」
それに過ぎないからだというのだ。
「まずは女王を倒す」
「わかった、ではな」
「次の巣に向かう」
柴神は日本の乗艦日本帝国の艦橋から言った。
「そうするとしよう」
「それでは」
日本も柴神の言葉に頷く、そしてだった。
最初の戦いを終えた連合艦隊はそのまま次の戦場に向かった。そして星域を四つ通過した。その間の星域には大怪獣達も何体かいたが彼等は集
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