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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0586話
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いる。これまでシャドウミラーの活躍をここまで支えてきた、そしてレモンが育て上げてきた技術班をな。だから、それが苦戦してるって事はそれだけネオ・グランゾンは難物なんだろう。それを理解した上で解析に挑めば、技術班はこれまでよりも更に高い場所へと届くだろうさ」
「……ありがと。あら、美味しいわね」

 俺の言葉に笑みを浮かべ、さらにクッキーを1枚口へと運んで更に笑みを浮かべるレモン。その様子からは、つい先程の若干ではあるが切羽詰まった様子は無くなっており、俺としても安心出来た。
 にしても、レモン達技術班でも解析が一筋縄では行かないというところをみると、レモンも言ってたようにさすがシュウ・シラカワってところだな。

「とにかくゆっくりとでいいから、確実に解析を進めてくれ」
「そうね。特にニーズヘッグに関しては、バリオン創出ヘイロウを解析した上で小型化しないといけないから、どれだけの時間が掛かるのかはちょっと予想出来ない状態よ」
「となると……何か代わりの機体を用意した方がいいのかもしれないな」
「何かあるの?」

 思わず呟いたその言葉に、レモンが尋ねてくる。

「ああ。ギアス世界のギルフォードから連絡があってな。色々ときな臭いことになっているらしい。……そろそろ、コーネリアとも話しておいた方がいいだろう」
「……そう」

 やはりこれまで共に行動をし、さらには幾度となく同じ夜を過ごしてきた事で、レモンにとっても既にコーネリアは家族の1人という扱いなのだろう。どこか憂いを帯びた表情を浮かべる。

「コーネリア……大丈夫かしら」
「どうだろうな。俺自身はコーネリアの為ならどんな事でもしてやりたいとは思っているが、その肝心のコーネリアが何を望むか」

 パッと思いつくだけでも、まず最優先事項なのはギアス響団の壊滅と公表か? いや、公表に関しては騒ぎがでかくなりすぎるのを考えると避けた方がいいと思うんだが、その場合だと世間のユーフェミアに対する評価は虐殺皇女のままだしな。となると、原作でルルーシュが言っていたように人体実験云々と誤魔化して、それがユーフェミアに使われたとするのがベストか。
 どのみち、ギアス響団を何とかする為には中華連邦に足がかりを作らないとけないのは事実だ。そして、その為に手を組むべき相手は大宦官……ではな無く、黎星刻。
 大宦官達とはコーネリアも以前色々あったし、そもそもこちらが何かを提案してもあっさりとブリタニアに売り渡しそうだ。それこそ、原作で自分達の身の安全を買う為に天子をオデュッセウスと政略結婚させようとしていたしな。その点、星刻は天子の安全を約束して変な手出しをしなければ恩義を感じてこっちに手出しをしてくるような真似はしないだろ。
 いや、オデュッセウスか。あの男は能力的には凡庸で見るべきとこ
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