暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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〜。ホントにプリムたち料理してるんだぁ♪」
レーゼフェアが遠慮なくドカドカと室内を歩き回り、ふとミスフィのフライパンの前で止まる。おいしそうだなぁと表情が物語っている。そして無遠慮に近くにあったフォークを手に取り、「それはダメっ!」」ソアラとナーティアの制止も空しく、レーゼフェアが洗剤の香りがする炒め物を食べた。ふむふむと頷きながら咀嚼してごっくんと飲み込む。
「ねぇ? なんか変な味が混ざってるよ、コレ。ダメだ、不味い」
苦い顔になったものの、ミスフィのように機能停止はしなかった。フィヨルツェンに「もう少しオブラートに包んで」と呆れられながら、彼女のチョップを喰らうレーゼフェア。
「ごめんごめん。謝るから・・・って、誰に謝ればいい?」
レーゼフェアはソアラに尋ね、ナーティアが隅で転がるミスフィを指差す。少し考える素振りをしたレーゼフェアが口を開く。
「あ〜、何と言うか、ご愁傷さま?」
「こら、勝手に殺さないの」
レーゼフェアとフィヨルツェンの親子のようなやり取り。グランフェリアとバンへルドがコツコツと靴音を鳴らしながらグッタリしているガーデンベルグへと歩み寄る。
「一体どれだけの劇物を作れば我らヴァルキリーを機能停止に出来るのだ?」
バンへルドがワゴンの上に置かれている料理を見て本気で考え込む。そこにガシャンと言う、何かをひっくり返した音が室内にこだまする。
「レーゼ!?」
音の原因はいくつものボールが落ちたことによるものだ。ボウルの側に倒れ、小麦粉まみれになっているレーゼフェア。フィヨルツェンが急いで駆け寄り、レーゼフェアを抱き起そうとするが重い。レーゼフェアは機能停止していた。遅れてダメージが浸透したのだ。
――レーゼフェア・ブリュンヒルデ・ヴァルキュリア戦死――
「あ〜あ、何でこんな事になったのかなぁ〜・・・?」
室内の状況に頭を抱えるステア。そこにまた来客。シエルとカノンとラスティアだった。
「シエル様とカノン様、今この調理室は危険エリアですので、お引き取りを。ラスティア、お2人を今すぐこの調理室からお連れして」
プリメーラが慌てて扉の前に居る3人の前に行き、ラスティアに2人を連れて調理室から離れるよう伝える。
「危険って何が? すごく良い匂いだから、お腹すいたよ。どれなら食べていいの?」
タタタとワゴンに駆け寄り、上に乗っている料理を見比べて行く。プリメーラ達は血の気が引いた。被害者がまだ“ヴァルキリー”だけで済んでいる。機能停止はしても死にはしない。が、人間であるシエルやカノンが食べればどうなるか。
寝込むくらいならまだいい。しかし万が一にも最悪な事になれば、父ルシリオンに合わせる顔がないどころか殺される勢いだ。一斉に「ダメですぅー
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