暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
???????
[12/18]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ませちゃって」

ステアに言われ、3人の男子組が席に座る。少し離れたところで椅子に座って俯いているガーデンベルグ達に気付いたクリストが、「彼らも試食したのか・・・?」そう誰にとでもなく聞いた。プリメーラ達は苦笑して「まぁ、ね」と濁した。

「そ、そうか・・・」

女子組の様子に若干の不安を覚えたクリストがナイフとフォークを手にする。クルーガーとレイルも続いてナイフとフォークを持つ。
そして女子組の視線が集中する中、男子組はパクリと料理を一口。モグモグと口を動かしている。女子組は成功したと思った。先程は口に入れてすぐに吐き出した今は亡き(死んでねぇよっbyガーデンベルグ以下一同)ガーデンベルグ達。
しかし今度のクルーガー達は吐かずに咀嚼している。頷いていた3人の咀嚼が急に止まる。直後、

「「「だぁ〜〜〜〜(涙)」」」

口をだらしなく開け、咀嚼していたモノを涙と一緒に滝のように流した。女子組の悲鳴が上がる。しかもさっき以上の悲鳴だ。何せさっき以上に見るに絶えないモノと化しているからだ。しかし男子組はお構いなしに側にあったジュース(手作りパート2)の入ったコップを勢いよく手にして飲み干す。

「「「ごぶぁっ!?」」」

バタン!
するとジュースを噴いて、そのままリアクションも無しに3人は同時に床に倒れた。ここで、男性型の隊長・副隊長が全滅した。

「・・・これ以上はルシルとシェフィに怒られるかも」

さすがにステアもこれ以上の悪戯は危険と判断。ルシルがよく使うレシピ本を、がっくりと項垂れるプリメーラとリアンシェルトとナーティアとソアラに差し出す。

(やっぱり始めからレシピを見せてもらえば良かった)

この場に居る女子組は同じ後悔をしていた。

?―?―?―?―?―?―?

――ヴァルハラ宮殿・サンズリスト空中回廊

ステンドグラスで作られた空中回廊を歩く3つの人影。どれも140cmギリギリオーバーという小柄な体格、子供だ。

「そう言えば、さっきからヴァルキリーの隊長たちがステアに呼ばれてどっかに行ってるけど、何やってるんだろうね?」

先頭を歩く10歳くらいの少女が、隣を歩く少女に尋ねた。
声をかけたのは【シエル・セインテスト・アースガルド】。
セインテスト王家の第二王女。ルシリオンの実妹だ。銀のツインテールを揺らし、ルビーレッドとラピスラズリのオッドアイは釣り目で、活発的な印象。紫の長衣は腹部辺りで左右に分かれて、その下は前開きのスカート、さらに下は黒いロングプリーツスカートとなっている。そして白のロングコートといった格好だ。

「さぁ? ステア様のことですから、きっと大変な事になっているのでは? なんなら観に行ってみます?」

シエルにそう聞き返すのは、シエルと同じ背格好
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ