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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep54願わくば幸せが多くある日々でありますように〜Epilogue〜
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†††Sideなのは†††
――親愛なる大親友シャルちゃんへ。
シャルちゃん、お元気ですか? 私、高町なのはは毎日元気です。シャルちゃんは“
界律の守護神
(
テスタメント
)
”だから元気だよ、って言いそうだけどね。
でもね。ルシル君からね、聞いたんだよ。シャルちゃんのことを。シャルちゃんは新しい人生のために“
界律の守護神
(
テスタメント
)
”を辞めることになっていたって。
だからきっと、シャルちゃんはどこかの世界で、人として過ごしているんだよね? 男の子かな? 女の子かな? でもきっと元気な子になってるって思っているよ。
でも、どうして教えてくれなかったのかな?って、ルシル君から聞いた時思った。きっとみんなもそう。それでね、ルシル君はこう言ったんだよ。
――君たちに忘れないでと言っておきながら、自分は君たちを忘れることになる。シャルはおそらく、それが辛かったんだろう。だから言わなかった、言えなかった。それを察してやってほしい――
シャルちゃん。たとえ私たちのことを忘れてしまっても、私たちがシャルちゃんを忘れない限り、たとえ忘れたとしても、私たちはずっと親友だよ――
「――っと・・・うん」
メールを打つのを中断して一息吐く。送信先の設定はシャルちゃんが昔から使っていた通信端末。
繋がることはこれから先、永遠にないモノだ。でもこのメールは私の心の整理だ。だから送ることもきっとない。それを承知でメールを打ってる。
「セインテスト〜、アウト〜! ペナルティー、アスレチック一周な〜!」
ヴィータちゃんの楽しそうな声が届く。私は声のした方、ルシル君の居る場所へと視線を移す。
ルシル君がルーテシアの設計開発したレイヤー建造物で組まれた訓練場で、ヴィータちゃんにしごかれてる。
そして今、重りを両手足に付けられてウォールアクトをしていたルシル君が手を滑らせて落ちそうになった。
だからペナルティー。アスレチックを一周するように告げられた。
「頑張れぇ〜、ルシルパパー!」
「「「頑張ってくださぁ〜い!」」」
「頑張ってください」
「おう、ありがとう!」
ルシル君はヴィヴィオとお友達の応援に手を振って応える。そんなルシル君と一緒にフィジカルトレーニングをしてるフェイトちゃんとエリオ、スバルとティアナとノーヴェも応援。
「ル〜シル〜、ファ〜イト〜!」
「「「「ルシルさん、頑張れ〜!!」」」」
そんな微笑ましい光景から、もう1度通信端末へと視線を映して、メール打ちを再開。
――シャルちゃん。私たちは今、休暇が揃ったことで“カルナージ”にオフトレツアーに来てます。
私とヴィヴィオの高町家。フェイトちゃんとルシル君とエリオとキャロ。はやてちゃんたち八神家に、スバルとティアナとノー
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