暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep54願わくば幸せが多くある日々でありますように〜Epilogue〜
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になるんだったら、さっさと結婚しちまえよ、お前ら」
頭の後ろで腕を組んで告げるヴィータちゃん。今日のヴィータちゃんはとことん爆撃犯に徹するようだ。あわあわ慌てだした(なんか可愛い)フェイトちゃんを置いて話を進める私たち。
「結婚したとして、ファミリーネームなどはどうするんだ?」
「う〜〜〜ん、フェイト・テスタロッサ・セインテスト・ハラオウン・フォン・シュゼルヴァロード、とか?」
「どこの芸術家の名前だそれは?」
「フォン・シュゼルヴァロードは要らないんじゃないかな・・・?」
私も参加。“フォン・シュゼルヴァロード”は貰いものらしいし、神秘を失って人として在るルシル君が名乗る必要性も感じられない。で、ファミリーネームに関してははやてちゃんが「それはルシル君と要相談やな」と締めた。
「でもそんな・・・結婚ってまだ早いよ」
赤面しながらもやっとの思いで喋るフェイトちゃん。
「早いつってももう26だぜ? 早くしねぇと行き遅れるんじゃねぇか?」
「「うぐ・・・」」
ヴィータちゃんの爆弾にグサリと来る26歳組の私とはやてちゃん。フェイトちゃんは
相手
(
ルシルくん
)
がいるからいいけど、相手すらいない私たちには笑い話にもならない。でもいいもん。私には娘のヴィヴィオがいるもん。それでいいんだもん。それにまだ26だもん。まだまだこれからだもん。
「ぅく・・・今まで受けた言葉んなかで1番効いた・・・。でも、結婚かぁ。それもそうやなぁ。それやったらリエイスも諦めるやろ?」
がさりと音がする。私はそっちに視線を移すと防護服姿のルシル君が居た。
「そうですね・・・。一夫多妻制の世界にでも行きましょうか」
何でその発想!? 強敵過ぎだよ、リエイスさん。全員ポカンってしてるし、私もきっとそんな顔してるよ。
「やっと見つけた・・・で? 今は一体何の話をしているんだ・・・?」
「お、生きてたか。いや、お前とテスタロッサの結婚についてだな――むぐぅ!?」
そこまで言ったヴィータちゃんが、その口をフェイトちゃんの両手で塞がれた、ルシル君は聞こえなかったという風に惚けるけど、若干気まずそうだからきっちり聞こえてたみたいだ。フェイトちゃんの顔はもう真っ赤だ。口と鼻を塞がれてるヴィータちゃんも赤くなってきた。
「フェイト、手を離さないとヴィータが昇天するぞ?」
「うぇ? あ! ご、ごめんヴィータ! 大丈夫!?」
「げほっげほっ、殺す気か!? ったく、そろそろ決めろよなぁ」
何はともあれ結婚話に関してはまた後日という旨を念話(もちろんルシル君抜き)で決定。
でもそろそろ決めた方が良いと思うんだけどなぁ、フェイトちゃんとルシル君。
「そうか・・・私は捨てられるのだな。あ
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