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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep54願わくば幸せが多くある日々でありますように〜Epilogue〜
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)で、執務官のフェイトちゃんの戦闘補佐(パートナー)として、シャーリーと3人で海を駆け回ってるよ。
フェイトちゃんは、ルシル君と一緒にいられる時間が増えたことが嬉しそう。でもルシル君が戦うことに悲しんでいたりと複雑そうかな。
フェイトちゃんが事務処理で本局に居る時、ルシル君は特別保護施設で子供たちの面倒を看てる。
どっちかと言うと、そっちがルシル君の本業な感じ。子供たちに大人気だし。
クロノ君も「どういうわけかルシルは子供受けがいい」って褒めてるのかどうかは判らないけどそう言ってたし。
そしてリエイスさんは、はやてちゃんの海上警備部に配属されて、今は“ヴォルフラム”の専属戦力として頑張ってるよ。――

(セレスさん・・・)

蒼く澄み渡る空を見上げて、目を閉じて春の風を感じる。
セレスさんの真実が記された直筆の遺書の内容を思い出す。
管理局の掲げる魔法・魔導師主義の危険性。その主義の所為で発生する被害と犠牲、人員不足。
殉職した局員の遺族が抱く心情。管理局の未来を案じての敵対という形を取った変革活動。
そして、ルシル君とリエイスさんの無実を証明するための情報。2人を洗脳した云々、2人の今後を気遣っていることが書かれていた。
そして逮捕された“レジスタンス”にも温情を以って今後を考えてほしい、とあった。
それらの書かれた日付は、信じるのなら“テスタメント”が活動する以前のものだった。
つまり始めからこういう結果になることを見越しての遺書だったっていうこと。私たちはずっとセレスさんの手の平の上で踊っていたんだと思うと、少し怖かった。

今度は訓練場の開けた場所に居るはやてちゃん達へと視線を移す。

「くっ、さらに腕を上げたな、リエイス・・・!」

「主はやてを守るための術だ。私に出来得るものであれば、どれにでも手を出そう・・・!」

――紫電一閃――

――シュヴァルツェ・ヴィルクング――

シグナムさんの“レヴァンティン”による剣術と、リエイスさんの深紫の魔力を纏わせた拳法による異種格闘戦。建造物の壁を蹴っては空中で衝突を繰り返す、凄まじい攻防戦だ。

「2人とも頑張ってな〜!」

「行け行け、リ・エ・イ・ス!」

「押せ押せ、シ・グ・ナ・ム!」

シグナムさんとリエイスさんの模擬戦を見学して、はやてちゃんはリインとアギトと一緒に応援している。
とても楽しそうな3人。はやてちゃんは決戦の後も泣かないようにしていた。でも、セレスさんの遺体を前に1人っきりになったら、はやてちゃんは声を殺して泣いていた。
偶然見かけた私は黙ってその場を後にして、その後、私ももらい泣き。はやてちゃんが泣いているのを見たのはそれっきり。それからはずっと気丈に振舞っていた。

(親友としては、もっと弱いとこ
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