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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep54願わくば幸せが多くある日々でありますように〜Epilogue〜
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供は続けてる。管理局への技術支援・提供だとか、罪滅ぼしって感じでもないけど、そういうことも続けてる。
それがトップだった人の最後の命令だったんだって。でね、驚いたことにセレスさんがコンツェルンのトップ、CEOだったんだよ。道理で“テスタメント”と繋がっているわけだ。2つの組織のリーダーが同一人物、セレスさんだったんだから。
私たち“特務六課”が最後まで明かすことが出来なかった謎が解けた瞬間だった。

それとね、セレスさんが生前にコンツェルンの上層部にいくつか指示を出していたことがあって、それが管理局上層部を少し悩ませることになってたんだけど・・・。
1つ目は、危険地域への航空隊派遣より先に、あの戦闘機部隊“アギラス”を投入すること。
まず非人格型AIに徹底制御された“新世代アギラス”が先発することで、航空隊の人的被害を抑えるというものなの。
“テスタメント事件”に投入されていた人格型AI搭載の“旧世代アギラス”は、元々“新世代アギラス”のテスト機として開発・運用されていたみたい。
空戦魔導師の人数は少ないし危険な仕事だから、管理局は試験運用として3ヵ月の間だけ前線投入したんだ。

(1度同じ空を飛んだけど、確かにあの性能なら文句無し・・・かな)

結果は合格。凄まじい戦果を挙げて、今は元コンツェルンや他の魔導端末メーカーだとかが協力して“アギラス”を製造してる。
まだいろいろと倫理的に問題があるみたいだけど、それでもやっぱり人命には代えられないって話。
正式配置はまだ先だけど、すでに何機かが紛争世界、特に重度の自然災害現場に送り込まれて活躍してる。

2つ目は、“レジスタンス”が装備していた、リンカーコアが無くても扱える魔力・エネルギー銃や特殊弾頭、コート風のバトルスーツの正式運用化。
人員不足の解決法の1つとして、セレスさんが考えていたらしいんだけど。事件中に投入されたこれらの装備もまた、今後の改良型のためのテスト運用だったみたい。
これもいろいろと検討されて、魔導師と装備者の陸戦混成編隊が組まれて試験部隊として今も活動中。

そして、“テスタメント”幹部だったルシル君とリエイスさんのことも話すね。
2人の顔は管理局に知られているし、公務執行妨害や傷害、多くの罪を犯してきた。
ルシル君とリエイスさんは状況からして、加担していたとはいえ無実とはいかなかった。
でも、セレスさんの遺書が見つかったり、リンディさんやクロノ君、騎士カリム達のおかげで重い刑だけは防げたんだ。
ルシル君は以前は管理局員、一佐まで上り詰めたエリートでもあったし、それも手伝って管理局任務の従事に落ち着いた。リエイスさんも同様に管理局任務の従事となったよ。

ルシル君はその実力(空戦形態を含めた神器使用の上級術式を失ったみたいだけど十分強い
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