As 13 「終焉の始まり」
[9/9]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
たのか、騎士達の顔が歪んだ。助けたいという想いに駆られるが、バインドを破壊することができない。
――どうする……。高町やテスタロッサでもバインドは解けそうにない。俺もすぐに蒐集される……そうなったらしばらく戦闘することは不可能。何もできないまま最悪の未来を迎えるのことになるのか……。
「うおおっ!」
突如、気合の声と共にナハトヴァールへと殴りかかった人影があった。
見慣れた姿ではないが、ザフィーラだろう。彼の放った攻撃は決して軽いものではないだろうが、ナハトヴァールの防御は異常なまでに強固のようだ。ザフィーラの拳から溢れ散っている鮮血がその証拠だろう。
標的をザフィーラに定めたナハトヴァールは、彼を吹き飛ばすと蒐集を開始。ザフィーラは抵抗を見せたが、結果は言うまでもなかった。
次は俺の番か、と思ったが騎士達の魔力によって完成したのか蒐集は行われなかった。だが解放されることなく、拘束された状態のまま高町達と共に闇に包まれ始める。闇に包まれる直前に見えたのは、張り付けされたように拘束された騎士達と、それを見つける少女の姿だった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ