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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第322話】
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井に叩きつけられ、床に落ちる一夏。

 状況が変わった――これなら!!

 倒れた体勢から勢いよくその場からコア・クリスタルを持つ右手目掛けて蹴りあげる。


「何ッ!?」


 オータムの表情が変わる――空を舞うコア・クリスタルに手を伸ばすが、それより速く両手で抱え込むように掴み、前転しながら床に転がると――。


「一夏! 起きろ! 白式取り返したぞ!! ほら! 意識無くてもいいから持ってろ!」


 そう言って無理矢理一夏にコア・クリスタルを持たせた。

 軽く頭を振りながら、一夏は――。


「わ、わりぃヒルト……」


 それだけを言って、頭を下げた――ちゃんと悪いって言える辺りはまだ評価が出来るだろう。


「てめぇ!! 上等じゃねぇか! 殺す! 殺す殺す殺す!!」


 奪われると思わなかったのか、激昂したオータムはマシンガンの銃口を俺に向け、発砲――空薬莢が排出され、床に金属音をたてながら落ちていく――。


「ヒルト!?」


 ムラクモのそんな声が耳に届く――スローモーションの様に徐々に迫る弾丸に、俺は――。


「こんな所で死ぬかよ! 俺は不死身だ! 絶対死ぬかよぉッ!!」


 そんな言葉に呼応するかの様に、胸の【ロザリオ】が光を放つ。

 刹那、青白い障壁が俺の周囲に形成され、阻まれる様に弾丸はその障壁にぶつかり、粉々になって散っていった。


「な、なんだ!? てめぇ! 何しやがった!?」


 引き金を引き続けるオータム――マシンガンの銃口からガンスモークが立ち込めると共に、無数の弾丸が俺に放たれるも、それは全て青白い障壁によって阻まれる。


「クソッ! 何がどうなってやがる!? ……刺し殺してやるよぉッ!!」


 カタールを抜き、一気に迫るオータム――と、暗かった更衣室が明るくなる。

 それと同時に無数の水の礫がオータムに襲いかかった。


「グッ……!? なんだ!? 何なんだよ、これは!!」

「うふふ。 特製の水による礫よ?」


 楽しそうな声と共に、スライドドアが開くとそこに立っていたのは楯無さんだった。

 笑顔は絶やさないのだが、言い様のないプレッシャーを放っていて、背筋がゾクッとした――。


「ごめんね、ヒルトくん、織斑くん。 ……来客の避難が完了するまで、時間がかかっちゃった」

「……大丈夫ですよ。 俺は踏みつけられたりしましたが」

「……成る程? ……うふふ」


 笑みを浮かべるも、目が笑っていなかった楯無さん。


「てめぇ、どこから入った!?」

「あら? 見ていなかったのかしら? そこのスライドドアからよ? ……貴女はお馬鹿さ
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