アクシデント01 -遠足の前日は早く寝ましょう-
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AM 03:00
「寝れない……こんなに楽しみなのは小学生の○野動物園以来だな……」
俺、桐ヶ谷和人は夜中にも関わらず部屋の中でうろうろしていた。
明日は待ちに待ったSAOの正式サービスがスタートする。中学生にもなって楽しみで寝れないなんて思ってもみなかった。
とりあえず……情報仕入れるかな。
PCの電源を立ち上げ、適当に検索ワードを入力する。
2chが賑わってるな……
AM 05:00
はっ!気がついたら、外からすがすがしい太陽の光が……
いまから寝ても起きられないしな。とりあえず朝飯食べよう。
「ふぁぁぁあ」
大きなあくびと共に、二階にある自室から、一階にあるダイニングへおりて行った。
AM 10:00
よし!もうすぐだ!うーん……暇だな……
ナーヴギアをかぶって……横になってリンクスタートと言えば、またあの世界に………
たのし…………みだな………
AM 11:00
「Zzz……Zzz……」
PM 01:00
「Zzz……Zzz……」
気持ち良さそうに寝る和人。彼の部屋にあったモニターには、こんな文字が表示されていた。
≪13:00 SAO正式サービス開始!!≫
PM 05:30
「……Zzz……」
バタンッ!!
大きな音を立てて、和人の部屋の扉が勢いよく開く。そして、制服姿の少女、和人の妹の直葉が息を切らせながら入って来た。
「お、お兄ちゃん……そんな……お兄ちゃん!!」
直葉は背負っていた荷物を床に投げ出し、ベットでナーヴギアを被って寝ているいる和人の側へ駆け寄る。
「お兄ちゃん!!お願い!戻って来てよ!お兄ちゃん!!うっうぅぅ……」
横たわる和人の胸に顔をうずめる直葉の目から涙が流れ落ちる。
「う……うぅ?何だよ……」
「っ!お兄ちゃん?!お兄ちゃん!」
むくむくと和人が身体を動かす。顔を上げた直葉の前で、ナーヴギアを外し、頭をかきながら自分を驚いたような目で見つめる和人。
「ひぐっ、良かった!!良かったよ!お兄ちゃん!」
「お、おう。いったいどうしたんだ?スグ。」
「何って。あれ見て。」
涙を流しながら直葉はニュースを映し出しているモニターを指差す。
『……繰り返しお伝えします。現在、SAOで監禁事件が発生しています。家族で、ナーヴギアを使用している人がいる場合、むやみに外そうとせずに速やかにこちらの電話番号に電話してください。
現在、300名以上の死者が確認させています。繰り返します……』
「監禁事件?どうなってるんだ?」
「お兄ちゃんがやってなくて本当
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