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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0585話
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自己主張するかのように光っていた光輪の如きパーツ。それは即ち……

「バリオン創出ヘイロウか」
「正解。とは言っても、バリオン創出ヘイロウの解析はまだまだ進んでいないというのも事実よ。それに流用するにしても色々と問題があるのも事実なのよ」
「……問題?」

 先程も考えたように、シャドウミラーの技術班は桁外れの技術力を持っている。1人1人では確かにシュウに及ばないかもしれないが、集団として纏まればシュウをも凌ぐと思える程に。だからこそ、そんな技術班を率いるレモンが問題があると言うのには驚いた。

「ええ。単純にして、それ故に解決が難しい問題がね」
「……どんな問題なんだ?」
「それ程難しい話じゃないのよ。いい? ネオ・グランゾンは大きかったでしょう?」

 その言葉に、ネオ・グランゾンとの戦いを思い出す。その大きさは、ざっとニーズヘッグの2倍以上はあった筈だ。ざっと計算して30m以上。

「そうだな」
「そして、その巨大なネオ・グランゾンの中でも、バリオン創出ヘイロウはかなりの部分を占めていたの」
「……あぁ、なるほど」

 そこまで言われれば、さすがにレモンが何を言いたいのかは分かった。確かに全長30mオーバーのネオ・グランゾンの中でもかなりの大きさを誇っていたパーツだ。幸い、バリオン創出ヘイロウ自体は特に傷つけることなくそっくりそのまま入手はしているが、だからと言ってあのパーツをそのままニーズヘッグに付ける訳にもいかないだろう。そうなればバリオン創出ヘイロウだけが圧倒的に目立ってしまい、ニーズヘッグにバリオン創出ヘイロウが付いているのではなく、バリオン創出ヘイロウにニーズヘッグがくっついているような形になる。

「どうやら分かったようね。そういう訳で、バリオン創出ヘイロウをニーズヘッグに付けるにしてもその辺をどうにかしないといけないのよ。解析と同時にそっちも進めているからもう少し待ってちょうだい」
「了解。ニーズヘッグの新しい力がどんなものになるのか、楽しみにさせて貰うよ」

 まぁ、技術班の事を考えれば色々とピーキーな機体になるのはまず間違い無いんだろうけどな。
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