暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0585話
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が悪かったしな。
 もちろん量産型Wよりは上だ。だが、それでもわざわざラピエサージュよりも動きの悪くなる機体に乗せる必要は無いだろう。
 俺がヴァルシオン改のパイロットとして考えているのはコーネリアの騎士、俺の友人といってもいい存在。そして、現時点で唯一のギアス世界の情報源、ギルフォードだ。
 コーネリアがシャドウミラーに所属している以上、ギルフォードはまず間違い無くギアス世界でのゴタゴタが終了すればシャドウミラーに所属するだろう。そうなると、当然グロースターを始めとしたKMFではシャドウミラーの実働班としては機体性能に差がありすぎる。それで、ヴァルシオン改な訳だ。KMFから特機への乗り換えには随分と時間も掛かるだろうが、PTやAMを経由して特機に……というよりは、まだマシな筈だ。
 もっとも、R2では色々と忙しくなる以上、そうそうこっちの予想通りに動くかどうかも分からないしな。
 小さく首を振り、再びレモンへと視線を向ける。

「それで、残りは? ニーズヘッグの修理、ネオ・グランゾンの部品の解析、シロガネの改造とある訳だが」
「そう、ね。今考えてるプランがあるにはあるんだけど……ニーズヘッグの修理、いえ正確に言えば改修だけど、それをやるにも、シロガネの改造をするにしても、まずはネオ・グランゾンのパーツの解析を終わらせるのが大前提になってるのよ」

 そこまで言って、溜息を吐くレモン。その溜息はいつものようにどこか気怠そうなものだったが、どこかが微妙に違うように見える。にしても、改修? てっきりニーズヘッグは修理だけかと思っていた。実際、ネオ・グランゾンと正面から戦えるだけのスペックがあるんだし。

「言いたくないけど、さすがにシュウ・シラカワ博士といったところね。胸部パーツに関しては解析がそれなりに進んでいるんだけど、バリオン創出ヘイロウの方はようやく2割といったところよ。このままだと完全に解析するにはもう暫く掛かるわ」
「いや、この短期間で2割という時点で凄いと思うがな。あのネオ・グランゾンのパイロットであるシュウ・シラカワというのが天才なのはアクセルやレモンの反応を見れば大体分かるが、それでもこのホワイトスターに戻って来てから数日程度で2割なのだろう? それなら十分だと思うがな」

 アップルパイをフォークでサクリと切り取って口に運びながらコーネリアがそう告げる。だが、レモンもマリューもコーネリアのその言葉に首を振って否定する。

「確かに実際の時間ではまだ数日だけど、私達は魔法球をフル活用しているのよ? こっちの1時間が2日というアドバンテージがあって、それでも2割。これがどれだけ凄いか分かるでしょう?」

 マリューが溜息を吐きながら紅茶を口に運ぶ。
 俺個人としての意見で言わせて貰えば、それでも十分な才能だ
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