第二話 一騒動の後もまた一騒動
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でしたわ」
ジルベール「何の用だ?月夜の姫君…岬城由花里…」
アルト「あら?意外に美形ですね」
アテナ「…」
由花里「蒼穹の剣士ジルベール?ナハト、私と勝負をしてもらいますわ」
これは意外だった。
まさか、向こうから勝負を仕掛けてくるとは思わなかった
ジルベール「理由は?」
結花理は右手を自分の胸にあて、
結花理「私は、天下一の武門の家系、岬城家の娘です。代々我々はこの学園で最強の地位を守って来ましたわ、しかしそれを知らずに、廃れても同然のナハト家の者がこの学園に居座るのは私が気になってしまい、勉学に集中出来ませんわ」
この言葉にキースがブチ切れた
キース「おいてめえ!ジルの事悪く言うなら俺が許さねえぞ!大体なんだぁ?俺らがここに来なければ良かったって言いたいのか?ぁあ?」
アルト「そうですねぇ…廃れて同然のナハト家の分際で、最強の剣士と周りに言われ、蒼穹の剣士という異名までつけているんですから、ちょっと思い上がり過ぎというか、煩いんですよねー」
カリーナもキースに負けない位にブチ切れた
カリーナ「あんたね!どうしてジルの家の事そんなに悪く言うのよ!何か恨みでもあんの?」
アテナ「…恨み…ない…ただ…ウザい…」
カリーナ「なんですってぇ!」
ジルベール「…」
ジルベールは目を閉じてずっと沈黙していた
その様子を見て結花理は更に攻撃してきた
結花理「あら?図星過ぎて言い返せないですの?」
ジルベール「ふふふ…」
ジルベールは笑っていた
これには結花理も、周りにいた生徒達も驚いていた
結花理「何が可笑しいですの?」
ジルベール「いや、ナハトに対して大層な自信だなと思っただけだ。大した腕も無いくせに」
結花理「な…なんですの?その言葉使いは?下等家系の癖に!」
ジルベールの挑発的な言動に語気を荒げる結花理
ジルベール「しかし、ナハトを侮辱するなら当主である俺が黙っているとでも思ったか?」
由花里「では、どうするんですの?」
ジルベールは微笑を浮かべて
ジルベール「二日後の正午、第一バトルアリーナで受けてやる、そこでお前の思い上がったくだらねえ自尊心を断ち斬る!」
由花里「ほざいてなさい、貴方のまぐれとも言うべき武勇伝も二日後には私が打ち砕いてさしあげますわ!」
こうして、蒼穹の剣士 ジルベール?ナハト vs 月夜の姫君 岬城由花里の真剣勝負が幕を開けたのであった
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