暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep50貴女が思い描いた物語の果て〜Ace of Aces〜
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りながらもなのはを信じて、セレスとの戦闘を再開するために動こうとした。

魔道抑制結界(イルシオン・コンテネル)・・・!」

そのとき、魔力(ちから)が一気に抜け、戦闘甲冑すらキャンセルされて飛行できなくなった私は、眼下に広がる“エヘモニアの天柱”の最上階に落下した。

†††Sideシャルロッテ⇒なのは†††

私に向かってきた氷で構成された8頭の狼。シャルちゃんが私のことを思ってくれて、半数以上の氷狼を引きつけてくれた。だから私は、私を信じてくれたシャルちゃんに応えるためにも・・・。

「レイジングハート!」

≪All right. Accel Shooter≫

アクセルシューター16発を、冷気を引きながら空を駆け、口を大きく開けて襲いかかってくる氷狼へと放つ。さらに“ブラスタービット”を4基展開させる。シューターを避けては直撃を受けて、身体を少しずつ砕け散らしていく氷狼。
アクセルフィンで噛みついてくる氷狼から離れて、“ブラスタービット”4基から砲撃。シューターと砲撃で氷狼を誘導して、1ヵ所に集めた氷狼を砲撃で一掃する。だけど最後の1頭が前身だけで突進してきた。

≪Accel Fin≫

――フラッシュインパクト――

左拳に魔力を圧縮して纏わせ、アクセルフィンの突進力を利用した一撃を、氷狼の鼻っ面に叩きこむ。昔は“レイジングハート”でやっていたことだけど、成長した今なら拳で十分な威力だ。最後の1頭を粉砕して、全頭を掃討完了。

「シャルちゃん!?」

シャルちゃんの居る場所へと振り向くと、シャルちゃんは戦闘甲冑じゃなくて、黒のタートルネックトップ、淡い桜色のワンピース、白のカーディガンっていう私服姿。その私服姿で“天柱”の最上階の床へと落下していた。私はすぐさま対象を浮遊させるフローターをシャルちゃんに掛け、ゆっくりと最上階の床に降ろした。

――洗練されし氷牙(レフィナド・ランサ)――

セレスさんは、そんなシャルちゃんへ向けて氷槍を放とうとしていた。私はアクセルフィンで高速移動、シャルちゃんを守るためにセレスさんの前に立ちはだかる。その直後、氷槍を4本撃ち込んできた。
ラウンドシールドを展開して防ぎ、“ブラスタービット”を操作してセレスさんへと多弾砲撃を放つ。セレスさんは避けようともせずに砲撃の直撃を受けた。どうして?だとかより、まずはシャルちゃんの現状把握だ。

「シャルちゃん、何で私服姿に・・・!?」

「たぶんヨツンヘイム術式の、魔力炉(システム)を強制停止させるヤツだと思う。ごめん、なのは。魔力炉(システム)が回復するまで私は戦えない」

最悪な状況だった。シャルちゃんが戦えない。ということは、私ひとりでセレスさんと戦わないといけないということ・・・
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