暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep50貴女が思い描いた物語の果て〜Ace of Aces〜
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、私たちを跳び越えるように前へ跳躍して、セレスさんの背後に降り立つ。

――光牙月閃刃(シャイン・モーントズィッヒェル)――

それと同時に真紅に光り輝く“キルシュブリューテ”を一閃。

――守護宣言(デフェンデル・デクララシオン)――

それよりも早くセレスさんの背後に氷の壁が突き立った。けど、シャルちゃんの一撃の前には無意味だった。一刀両断された氷の壁。私の目に、驚愕しているセレスさんの顔が映る。シャルちゃんの2撃目がセレスさんに向かって奔る。

――愚かしき者に(センテンシア・)美しき粛清を(コンデナトリア)――

直感。私とシャルちゃんはほぼ同時にセレスさんから離れて空へと上がる。その直後、セレスさんを中心に床が凍り付いていく。

「シャルちゃん、今の話・・・」

「確かにルシルの真技(ジェネシス)の術式を得ているなら、可能かもしれない。でも、そんな簡単な話じゃない。ルシルだって完全に制御できていないんだから。だからそんなの上手く行くわけがない。絶対に次元世界そのものが滅亡する・・・!!」

――炎牙崩爆刃(フェアブレンネン)――

炎の斬撃を床に放ったシャルちゃん。床を凍らせていた氷が一瞬で蒸発する。セレスさんはその前に私たちと同じ空へと上がった。睨み合うシャルちゃんとセレスさん。私もまたしっかりと見据える。

「さぁ、続きと行きましょうか。全てをやり直すために・・・!」

――洗練されし氷牙(レフィナド・ランサ)――

“シュリュッセル”を横薙ぎに振るった軌道に出現した氷の槍、その数14発。それが音も無く飛んできた。

「ディバイン・・バスタァァァーーーーッ!!」

私たちは上下に回避して、私が口火を開く。私がずっと共に歩んできた砲撃で。砲撃は一直線にセレスさんへ。だけど当たる直前、砲撃は先端から凍り付いて、そのまま凍波が私の構える“レイジングハート”の先端にまで迫る。軽くパニック状態。急いで砲撃を止めないと、私まで凍結される。

「なのは!!」

砲撃を放ち続ける“レイジングハート”まで凍波が残り数十cmと迫った時、シャルちゃんが砲撃を“キルシュブリューテ”で寸断してくれた。そのおかげで何とか凍波から逃れることが出来た。

「ありがとう、シャルちゃん。助かった」

「お礼はいいよ。親友を助けるのに理由なんて要らないんだし。でも今度は気を付けて」

シャルちゃんはそう言って、セレスさんへと向き直る。セレスさんは“シュリュッセル”を水平に構えて、十字に振るった。

――雪花飛翔(ペタロ・アニリョ)――

氷で出来た花弁が何枚も高速回転しながら飛来してきた。

――炎牙月閃刃(フランメ・モーントズィッヒェル)――

シャルちゃんは私の前に
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