暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep50貴女が思い描いた物語の果て〜Ace of Aces〜
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、な・・ら・・・テスタ・・メント・・の存在が・・・良き影響、で・・ありま・・すよう・・に・・・)
もうダメ。眠くて仕方がありません。最期にお姉ちゃんの顔を脳裏に焼き付けて、私は静かに瞳を閉じる。
もう眠りましょうか。ひどく疲れてしまい・・まし・・・・・・・・・・・・
†††Sideセレス⇒シャルロッテ†††
セレスは静かに目を閉じた。なのはが何度も呼びかけるけど、セレスからは2度と声が返ってくることは無かった。
「テスタメント・・・は、もう・・役目・・・を終え・・た、のね・・。じゃあ・・一緒に・・・逝こう・・か・・・・セレ・・・ス・・・」
フィレスも、セレスの後を追うように光の粒子となって天に昇って逝った。
“テスタメント”はたった今、その役目を終えた。結局、セレスが何を望んでいたのかは判らなかった。
セレスが亡くなったことで泣いているなのはを見て、私は言葉を掛けずにゆっくりと立ち上がって、“ディオサの魔道書”と融合した“シュリュッセル”へと向かう。
魔力もようやく戻り、魔術を記す“ディオサの魔道書”の完全破壊という目的を果たそう。こんなモノ、これからの次元世界に必要のない代物だ。私は“シュリュッセル”を手に取り、
魔力炉
(
システム
)
を再起動、魔術を使って“ディオサの魔道書”を分離させる。
「なのは。あなたはセレスを連れて、もう帰りなさい」
「え・・・? シャルちゃん・・・?」
「なのは、私とはここでお別れ。結局戦いばかりだったけど、楽しかったよ」
息を呑むなのは。その顔は忘れていたなぁ。口をパクパクしているなのはへと歩み寄って、剣のアクセサリー型の待機モードにした“シュリュッセル”を手渡す。私はなのはをそっと抱き締める。すると、なのははまた声を出して泣きだした。
もう、お別れのときくらいはやっぱり笑顔でいてほしいよ。でも仕方ない。セレスが亡くなったばかりじゃね。
「さ、もう行きなさい。私は後始末をしてから還るから。今までありがとう。大好きだよ、なのは」
「シャルちゃん・・・!」
だから泣き止むまで抱きしめていようかと思ったけどやめた。なのはももう子供じゃないから。私は立ち上がって、座り込んでいるなのはの手を引く。立ち上がったなのはは袖で涙を拭って、私に笑顔を向けた。
「シャルちゃん、ありがとう。私もシャルちゃんのこと大好きだよ」
そう嬉しいことを言ってくれたなのはの頭を撫でる。気持ち良さそうに目を細めたなのはは「それじゃあ行くね」と告げて、セレスを背負った。ゆっくりと転送装置へと歩いていくなのは。私はなのはの姿が見えなくなるまで見送るつもりだ。
転送装置の真ん前で立ち止まって、私に振り向いた。最後のお別れかな?と思っていると、なのはの表情が凍りついたといってもい
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