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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep50貴女が思い描いた物語の果て〜Ace of Aces〜
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いけない。そんなプレッシャー、本当は重荷だった」
そう言いながら立ち上がる。そして“レイジングハート”を構え直す。
「でも、それは自分が望んで今まで歩んできた道の結果。だからこそ逃げ出さずに、全てを背負って空を翔けてきた。これからもそう。私は、自分が選んだ道を歩み続ける。どれだけ危険でも、その先に笑顔を取り戻せる人が居るのなら、私は戦う、戦い続ける」
私はカートリッジ2発ロード。シューターを20発と展開。セレスさんは念話で『そう』と一言。どこか嬉しそうな笑みを浮かべたのは、きっと気の所為なんかじゃない。
「セレスさん、もう止まることは出来ないんですか・・・?」
『人の足を止めるのは絶望ではなく諦め。人の足を進めるのは希望ではなく意志。私には意志がある。今すぐにでも命を落とそうと、私は最期まで歩みを止めない』
――
雪花飛刃
(
ペタロ・アニリョ
)
――
――アクセルシューター――
飛来してきた花弁をシューターで迎撃。セレスさんが疾走してくる。シャルちゃんが魔法も魔術も使えないのに、起動した“トロイメライ”で防いだ。
「シャルちゃん!?」
「空へ上がって、なのは。陸戦じゃなのはは不利」
「・・・うん、判った!」
私はもう1度空へと上がる。セレスさんもシャルちゃんとの鍔迫り合いを止めて、空に上がってきた。私はセレスさんに勝つ。辛くても、勝たないと、ダメなんだ・・・。“レイジングハート”を向け、ブラスタービット”4基を操作して5方から高速砲フォトンスマッシャー。
セレスさんは回避。避けきれない砲撃だけ“シュリュッセル”で裂いていく。
「エクセリオン・・・バスタァァァーーーッ!!」
私は攻撃を止めずにシューターで弾幕を張って、セレスさんがそれに対処している内に砲撃を放つ。
――
氷星の大賛歌
(
カンシオン・デ・コンヘラシオン
)
――
セレスさんは左手を翳して、空色の砲撃を撃ってきた。衝突したバスターが凍結されていって、2つの砲撃が同時に消えた。着弾点には氷の破片が舞い散って、薄暗くなってきた空に散る。
セレスさんは吐血しながらも接近戦を挑んでこようとして、私は砲撃戦を望んでいるからアクセルフィンで距離を取る。その間にもシューターや“レイジングハート”と“ブラスタービット”の砲撃で弾幕を張り続ける。
『世界の数だけ歴史があり、世界の数以上に英雄と謳われる人はいる。その英雄の名は語り継がれて後世に残っていきますが、英雄と共に戦って殉じた者の名は霞に消えていく・・・』
セレスさんの念話が届く。
――
氷奏閃
(
イエロ・コラソン
)
・
翔閃
(
アギラス
)
――
冷気の斬撃を幾つも放ってきて、シューターと砲撃を相殺。私にも迫ってきたからアクセルフィンで回避をする。
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