暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep48私が貴方と望む未来へ往く為に 〜Fate〜
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、それなら押し続けるまでだ。

「それから中学を卒業して、本格的に管理局の仕事を始めた・・・!」

はやて達の家探しが難航していて、使わなくなった別荘か何かを譲ったのがセレス。まさかセレスとこんなことになるなんて思いもしなかった。

「そして、ルシルとシャルは管理局を勝手に辞めた・・・! あの時、私は本当に怒っていたんだから・・・!」

すごく怒ったし、すごく悲しかったし、すごく悔しかった。そんな大切な話を相談されないまま、事が終わった後に知る。これほど友達として力不足と思ったことはない。ルシルの剣をまた砕く。左のスティンガーの刃がルシルの右頬に切り傷を負わせる。

「でも、相談されていてもきっと私たちは理解できなかったんだろうね・・! 界律の守護神テスタメント。ルシルとシャルの背負う十字架(さだめ)を私たちは何も知らなかった・・!」

「しまっ――」

ルシルの動きが止まる。エントランスホールの壁に背中がぶつかったためだ。私の薙ぎ払いをしゃがむことで避けたルシルは、そのまま私の背後に通り抜けようとした。

――プラズマランサー――

「ファイアッ!」

それを妨害するために、ルシルの頭上から目の前へとランサーを撃ち放って阻止。私は時計回りに回転して、右のスティンガーを切り上げるように振るった。当然ルシルはそれを防ぐために、振り向きざまに再度作り出した剣で防御。起き上がり途中のルシルは踏ん張りきれずに、無理矢理立たされることになる。ルシルの剣が頭上に弾き飛んで、私の背後に落ちて砕けた。

「「はぁはぁはぁはぁはぁ・・・」」

ルシルの首筋と胸にスティンガーの刃を近付ける。私は見上げて、ルシルは見下ろす。お互いの顔の距離は10cmも無い。お互いの激しい息遣い。お互いの鼓動も聞こえそうな感じ。だけど、それほどまでに密着しているけど、全然恥ずかしくない。

「はぁはぁ、お願い、ルシル。負けて・・・はぁはぁ・・」

「っく、はぁはぁ・・ダメだ。私は・・・消えなくては・・・」

「・・・分からず屋」

「君の方こそ・・・!」

「・・・痛っ・・!」

ゴツン、と鈍い音。突然のルシルの頭突き。それが隙となって、ルシルに押し飛ばされた。後ろ向きにたたらを踏みながら転倒しないように気を付ける。その間にルシルは私から距離を取った。また振り出しに戻った。
こうなったら雷天使(セインテスト)フォームで空戦をこっちから仕掛けようか。陸では私の方が速い。空でもルシルと同等の速さを得ることが出来た。

(ううん、ダメだ。ルシルに1度でも警戒されると、多分もう勝てないような攻撃ばかりしてくるに違いない)

だけど踏み止まって、陸戦を続行する。

「はやては部隊を立ち上げて、最初の任務でルシルとシャル
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