暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep48私が貴方と望む未来へ往く為に 〜Fate〜
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返し、突っ込んできた対象を吹き飛ばすっていう防性術式。私はスティンガーを連結させて、カラミティへと形態変化させる。

「はああああッ!!」

竜巻を縦一閃。刀身が折れるけど、竜巻もまた切り裂かれて勢いを失くしていく。再度スティンガーにして、驚愕しているルシルへとダッシュ。ルシルは蒼い大鎌を作り出して一閃。それをスティンガーの一閃を受け止める。純粋な力勝負じゃ私は負ける。だから押し負けて弾き飛ばされた。ルシルの大鎌も砕け散る。私は何とか着地して、ルシルを見据える。振り出しに戻る、だ。

「それで1人だったシャマルがナンパされて、あまりのしつこさにシグナムとヴィータがキレそうになって・・・!」

「ああ、そこをシャルが何とも言えない手段で乗り切ったんだったな。シャルは君とアリサを連れて、シャマルとナンパしてきた男共にこう言った」

ルシルが楽しそうに私の話の後を口にし始めた。そして私たちは申し合わせたようにシャルの爆弾発言である・・・

「「お母さん」」

と同時に口にした。今思い出しただけでも大笑いしそうだ。ナンパしてきた男の人たちは「チッ、子連れかよ」って言って立ち去って、シャマルはそれっきり沈んでた。あれからシャマルに対してのタブーの1つとして“お母さん”っていうのが挙げられる。もちろんヴィータはそれを笑い話として捉えてるから、何とも始末に負えない。そういう私も面白い話の1つとして捉えてるんだけど、これはシャマルには内緒だ。

「「あ」」

同時に声を出す。私はいつの間にかルシルの懐にまで到達していた。ルシルは唖然とか呆然っていう表情で、真っ直ぐに私の目を見つめていた。

――知らしめよ汝の忠誠(コード・アブディエル)――

私はスティンガーを振るう。ルシルも迎撃するために手に蒼い光剣を作り出した。そこから連撃の応酬が始まる。ルシルが間合いを開けようとするのを妨害するために、スピードを落とすことなく連撃を放ち続ける。

「秋は紅葉狩り! また冬が来て! その何度も楽しいを繰り返して、エリオやキャロと出逢って! 3人っていう組み合わせだけど遊びに出かけて・・! すごく幸せな時間を過ごせた!!」

その繰り返しの中に、セレスと会ったのは大体この時期だった。そしてなのはとルシルが撃墜された事件もあった。当時を思い出すとすごく悲しくて辛い。だけど、なのはもルシルも自分の力で乗り越えた。

「っ!?」

バキン!っていう音が耳に届く。ルシルの剣が砕けた音だ。ルシルの顔から完全に余裕が消えた。スティンガーの剣先がルシルの防護服を少し裂く。
ルシルはまた剣を作り出して、私の連撃に対処する。徐々に後退していくルシルを追撃する私。さっきと同じ構図だ。だけどさっきのように私に槍を落として来ない。理由は判らないけど
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